オタクのあそぶんがく

140の枠を超えて

放課後さいころ倶楽部 存在しないカタン回[二次創作]

※ 注意事項 ※

・『放課後さいころ倶楽部』の二次創作です。

・筆者は執筆経験がありません。こんな二次創作で小説デビューとか草

・思いつきでこれを書いている筆者は、アニメを一周しただけで原作を読んでいません。キャラ解釈が大きくズレる場合がありますが、温かい目で見守ってあげてください。

・筆者は別にカタン強くは無いです。そのため配置決めの考察がガバる可能性がります。温かい目で以下略

・内輪ネタ多めです。「エアフィン」って何やねん

 

 

 

 

 

 

 

  − 某日、さいころ倶楽部にて −

 

「ねえ、ゲームしようよ!」

綾が空いた店内の静寂を切り裂く。美姫やエミリー、早上がりの翠は皆ソシャゲに勤しんでいた。最近流行りのアプリでイベントが開かれているらしい。

「良いわよ。ちょうどスタミナが切れたところだから…5人いるわね、何で遊びましょうか?」

スマホから顔を上げながら翠が言う。5人、翠は店長のことも勝手に頭数に入れているようだ。

「俺は仕事中なんだが…まあ良い、これなんてどうだ?」

やれやれ顔の店長が持ってきたのは、『カタンの開拓者たち』である。普段サイコロを振らない放課後さいころ倶楽部のメンバー達にとっては、ちょうど良いゲームである。しかし、カタンの開拓者たち、5人では遊べなさそうだ。

「Oh, カタンですネー!ドイツでやってましタ!」

「あ、カタンならウチもやったことあります」

次々と画面から離れるメンバー達。カタンの機運が高まる。

「でも5人やから、サイコロでプレイヤーを決めないと…」

困り顔の美姫。仕事中のはずの店長も、サイコロに運命を委ねているらしく4人に譲る気は無い。店の行く末が心配である。

 

「よーし、じゃあ私から! …やったー、11だ!!」

「私は7ね」

「10デース、1着にはなれませんネ」

「ウチは4、これはプレイできんかも…」

「まあ見てろ、俺が1着で理解(わか)らせてやるよ…ってオイ!! 2か、これじゃプレイ出来ないなあ…仕方ない、ガヤやるか」

「ちょっと店長、お店ガラガラだけどまだ営業中ですよ?」

「こうするんだよ…『さいころ倶楽部 本日の営業は終了致しました』、な?」

「店長…」

顔を引きつらせる翠を横目に、美姫とエミーが盤面を作っていく。綾はチャンスカードをシャッフルしている。「私達、久々にサイコロ振ったね!『さいころ倶楽部』なのにね!」とか言いながら。楽しそうで何よりだ。

 

「ってことは、1着が綾ちゃん、2着はエミーちゃん、3着は翠ちゃん、で4着はウチってことやね」

盤面が完成した。これは…

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「木が激安で、麦が渋いデース…」

「クソカタンね」

カード資源が全般的に入手しにくい、微妙な盤面になってしまった。ガヤに回った店長は一安心。ニコニコしながらお手洗いに向かっていった…

 

「嘆いても仕方ないわ、配置を決めましょう。綾から置いて」

「わかった!」

麦に加え羊と鉄も高めの盤面。1着の綾はどこに置くのか、残る3人は見守る。ちゃんと考えたか否かは定かでないが、綾は自信満々に赤の家を置いた。

「赤目は出やすいんだよね!だったら、ここしか無いよ!!」

赤の家が建ったのは6.8.9の土地。木カタンを狙っているのだろうか。カード資源の入手が一見困難そうだが、一般港の取引でも決して戦えなくはないだろう。「麦が欲しい!」とのことで、道は10麦方向に伸びる。

「10麦を抑えなかったんですネ。なら、ワタシはココに置きマース!」

青のエミーが置いたのは6.9.10の土地。麦は高値だがゲームの攻略に欠かせないと考えるエミーは、現状最も求めやすい麦を確保することにし、道を海の方向に伸ばした。土の専門港が見える上、羊の欠損は回避できそうな安定択だ。

「あー!そこ狙ってたのに…」

「綾、それは欲張りよ…」

配置を決める際は、他プレイヤーが狙いそうな箇所をある程度予想しながら進めなければならない。麦が高い盤面で、最も安い麦に向かって道を伸ばすのはあまり得策では無い。

「そっちに道を引いちまったか。まあ、2軒目を工夫するしか無いな」

戻ってきた店長に慰められる綾。続けて黄色の翠が配置決めに挑む。

(そうね…この盤面だと、道王を取るのはかなり厳しいわ。でも開拓カタンをすれば展開力で二人に負けるかもしれない…そしたらカードカタンを狙うべきかしら?でもカード資源を安定して取れそうなパネルは見当たらないし、でも…)

(翠ちゃん、めっちゃ悩んでる…)

長考に入る翠。4着に控える美姫も他人事ではない。

「ゴメンなさい、少し時間を頂戴」

険しい表情のまま翠は断りを入れ、脳内シミュレーションの旅に出た。

………

こうして、10分が経過した。美姫は考えるのに疲れ、余ったところで何とかすればいいや精神でソシャゲを取り出した。エミーは悩み続ける翠を心配そうに見つめ「ココどうですカ?」と助言を出すが、敵に塩を送られていると翠は聞き入れない。店長は「配置決まったら教えてくれ」と店の後片付けを進めることに。綾に至っては寝てしまっている。

「みんな、お待たせ!私はこの盤面で増築を狙って、カード独占カタンで勝ちを狙うわ!!」

長考の末、翠が置いたのはなんと9.11.11の土地。一般港と9鉄があるとはいえ、11が出ないと話にならない危険な配置に見える。そうまでして増築がしたいのか…そうまでして増築がしたいのである。

「11が出れば私の勝ちね」とドヤ顔を見せる翠は、これはこれで楽しそうである。ちょうど美姫のスタミナが切れ、綾が目を覚ました。

「じゃあ、ウチが置くよ」

4着は灰色コマの美姫。麦がどうにも厳しいと判断した美姫は、2.4.5の土地に1軒目を、4.6.12の土地に2軒目を置いた。道はそれぞれ10木方面と港方面に伸びている。

「3.5.6と迷ったけど、3麦は信用してへんからこう置きます。初期資源は麦がある方で。弱い目を二つかんでいて厳しいままやけど、今回は少しロマンを求めて自分の可能性を広げてみます…」

3麦を諦め、一般港の獲得を全力で目指す方針を採った美姫。一般港を取る頃には4鉄で2枚獲得することが可能になる。麦が実質の欠損になるため快勝は難しいと思われるが、配置の意図を話す美姫のその瞳には覚悟が宿っていた。

「面白い置き方をするわね。でも増築とカード独占を狙う私も、負けていないわよ?」

ニヤニヤしながら翠が置いた二軒目は、なんと8.10の沿岸部。これでは…

「わーーーん!!翠ちゃんまで、ヒドイよ!!」

「残念ね綾、でも勝負は非情なものなのよ」

1本目の道が腐ってしまった綾が悲痛な叫びを上げる。黄色の道は5.8を目指して引かれた。初期手札に鉄が1枚もないが、本当に翠は増築の夢を叶えることができるのだろうか。

「ワタシの番ですネ。綾に木の専門港を取られる訳にはいかないので、ココに置きマス」

巡ってきたエミーは、青の二軒目を8.11の沿岸部に建てた。綾の木暴走カタンを阻止できる上、全資源カタンを実現した。8羊を囲うことに成功すれば勝利はかなり近づきそうだが、綾の存在が気になる。場合によっては家を建てるために何本か道が必要になるため油断は出来ない。道は捨て気味に砂漠方向へ。

「じゃあ、私はここ!翠ちゃん、お返しだよ!!」

そう言いながら綾が置いたのは、なんと5.8の沿岸部。翠への報復に特化した、驚異の2資源カタン(港なし)である。

「あのねえ綾、そこに置いてもあなた勝てないわよ…?」

「確かに、綾ちゃんは羊と麦を入手しないと家すら建てられなくなるんよ?」

「あうぅ…」

翠と美姫になだめられた綾は、助言を受け入れ3.8の沿岸部に二軒目を建てた。青の羊カタン計画は消えたが、二軒目の判断としては比較的マシではないだろうか。

「おう、終わったか」

誰もまだ呼んでいないのに、ベストタイミングで店長が登場。本当に店を閉めてガヤに徹するらしい。

「みんな、初期資源は取ったね…?」

飛び交う火花に飛び交う4者の視線。自信満々の綾、勝ちルートを探すエミー、カードと増築を狙い不気味に笑う翠に、少し表情をこわばらせつつもどこか楽しそうな美姫。戦いの幕が上がる。

「行くよ!」

「「「「「レッツ、カタン!!!」」」」」

 

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1巡目

赤:2点 羊 麦 

青:2点 羊 鉄 

黄:2点 木 麦 

灰:2点 木 麦 鉄 

サイコロ:8 9 8 9

 

早速サイコロの出目が怪しい。

「あ、8で2枚引けるよ!やったー、最速で道だ!!」

羊の専門港を生かし、満面の笑みで道を引く綾。田上がいたら今頃だらし無い表情を見せていたに違いない。対して、出た目が悪いためか残り3人はすることがなくキープ。美姫に至っては資源を引けてすらいない。

 

 

2巡目

サイコロ:8 11   4 3

 

「家だよ!!もう建った!!」

「イエッ」

「店長、黙っててください」

「…って11じゃない!エミー、やるわね!!」

「Oh, 戦犯デース…」

出目に恵まれた綾は、早くも3.6に家を建設。3点になった。翠に怒られた店長はレジの集計作業へと向かった。

続くエミーは6土方面に道を敷設。店長を追い出した直後に11が出てしまった翠は、木の4-1交換を使い早くも9.11.11の家を増築。こちらも3点で綾に並ぶ。7度目のサイコロでようやく資源を手にした美姫は、4鉄方向に道を敷設。全員何かしらのアクションを起こした。

 

 

3巡目

赤:3点 木 土 羊 麦2

青:2点 土 鉄 鉄

黄:3点 羊

灰:2点 麦 鉄 鉄

サイコロ:4 11  5 7

 

「翠ちゃん、今度こそ仕返しだよ!!」

「悔しいけど、道の展開力では勝てないわね…」

盗賊が動き出す3巡目。

サイコロに恵まれる綾は道を5.8方面に敷設、黄の進路を妨害しにかかる。エミーは再び11を出す。これでは本当に戦犯になるかもしれない。初の7を出した美姫は、麦の奪取を狙う。

「木は今多分誰も持ってへん…なら、麦を持ってそうな綾ちゃんからで」

「麦じゃないけど痛いよう…」

「今は要らない…」

綾と翠を妨害すべく8木に盗賊を置いた美姫が綾から引いたのは羊。7枚抱えながらも、貴重な麦を使ってしまうカードはリスクが高いためキープ。

 

 

4巡目

サイコロ:7 6 4 8

 

「7だ!翠ちゃんにいい思いはさせないよ!!」

「ホントにソコで良いんですカ?」

7を自引きした綾が盗賊を置いたのは、なんと11鉄。会場に微妙な空気が流れる。晴れて6で木を引いた美姫は、4鉄の一般港を解放し3点に。美姫のカタンが本格始動しようとしていた。

 

 

5巡目

サイコロ:7 9 9 5

 

「また7だー。じゃあココ!」

「激痛デス…というか、10が出ませんネ!このサイコロ、クソです!!」

「エミーはそんなこと言わないわ」

「じゃあこの鉄でチャンカを引くよ!」

「1!2!3!これで綾は4点ね!!」

また7を出した綾。盗賊は6木に動く。木の専門港を持つエミーに取ってはかなりの痛手である。美姫から鉄を奪った綾は、そのままチャンスカードを引きポイントを獲得し翠の元気なカウント通り4点になった。

「あ!連続で9!不正だよ!!」

「クックック、この鉄で贅沢に道を引くわね」

鉄が溢れる翠は、一般港を獲得するため土に変換し道を伸ばす。チャンスカードを引くこともできたが、10麦が渋いため港を優先事項にした。

 

 

6巡目

サイコロ:4 7 7 8

 

「やりました、7デース!!」

「あかん、バーストしてもうた…」

「気を取り直して、ウチはチャンカを引きます…!」

綾は再度道を敷設、5.8の建設を待つ。続くエミーの7により美姫はバースト、カード資源を残し盗賊は綾妨害のため6木に。綾から運良く麦を引いたエミー、ここで念願の三軒目を6木の土専門港に建設し3点に。翠の7で盗賊は9土に、綾から木を奪う。7が多く、なかなか進まない。美姫はカードを引き、騎士を獲得。

 

 

7巡目

赤:4点 伏せポイント

青:3点

黄:3点

灰:3点 伏せ騎士

サイコロ:8 10   5 7

 

「Wow!10が出ましたネ!!」

「おお!念願の10よ!!」

エミーが10を引いて大喜び。ニコニコ顔のエミーはカードを引き騎士を獲得。翠は鉄の専門港を活用し、9鉄一般港に家を建てる。これで彼女も4点に。7を出した美姫は盗賊を10麦に移動、翠の表情が一瞬で沈む。

 

 

8巡目

サイコロ:4 5 6 9

 

「4よく出るね〜」

「10なんて1回しか出ていないのよ…?」

「今鉄ばっか持ってても…」

エミーの騎士で盗賊は4鉄に移動、美姫から鉄を奪った。

「あーーーっ!!6でエミーちゃん好きな資源1枚だよ!!」

「Yes♪」

「ウチもリッター使います」

そう、6木でエミーは2枚引けるようになったのである。2枚引ける点は綾も変わらないが、彼女は専門港どころか一般港すら持っていない。続く美姫の騎士で盗賊は8羊へ。綾には特に痛い。奪った木で5.10方向に道を伸ばしターンエンド。

 

 

9巡目

サイコロ:4 11   6 6

 

大量キープを嫌った綾は木4枚を麦に変換しターンエンド。早く港が欲しいものである。エミーは本日3度目の11、こんな場面でも百合カプの精神を忘れない。持っていた木と土を2枚ずつ使い、3.11方向に道を延伸。鉄を大量に引いた翠はカードを引く。

(やった、モノポリーだわ!これで増築して、圧倒的カードカタンを展開するわ!!)

彼女が手にしたのは独占。引いた瞬間から、翠は増築の欲に取り憑かれてしまった…

「ここで増築します」

「ヴェエエエ!!いつの間に!?」

美姫は一般項をフル活用し、4.6.12の家を増築。4と12で増築のロマンを狙えるように。綾のオーバーリアクション(本人は至って真剣)にも慣れてきたところである。

 

 

10巡目

サイコロ:8 5 10   3

 

綾は5.8に家を建設し更に道を5土の一般港方向へ伸ばす。あと1本で道王である。エミーも木の専門港によって3.11に家を建設。4点目を獲得する。翠は10の自引きによりカードで発見を獲得。伏せカードは2枚に。一方で美姫は思ったように資源を引けず足踏み。全員が4点以上を獲得し、カタンは中盤戦へ突入する。

 

 

11巡目

赤:5点 伏せポイント

青:4点

黄:4点 伏せ独占/発見

灰:4点

サイコロ:8 6 7 6

 

サイコロ11巡目、ここで前半二人に大きな展開が。

「やったー!道が5本になったよ!道王だね!!」

「増築デス!専門港がいい仕事してますネ♪」

綾は道をさらに延伸し道王に。盗賊に止められている8羊で今頃家が建っていたと考えると、損失は大きい。エミーは6.9.10を増築し、木と土の専門港を大幅に強化。出目によっては道王も視野に入るように。翠の7で盗賊は9土に移動。一方で美姫は麦が足りず家が建たない。仮想点を入れると美姫だけが4点に取り残されている状況となった。

 

 

12巡目

サイコロ:6 7 5 8

 

「道を2本伸ばして5本に、後3本繋いだら島を縦断してしまいますネ♪」

「エミーちゃんやめてぇぇえ…」

エミーの7で盗賊は8木へ。足踏みする綾から麦を奪い、さらに道を2.3.12方向に伸ばし5本で綾の道王に並ぶ。その姿はドイツの城壁都市ローテンブルクのよう…ではなかった(ローテンブルクは縦長ではない、大人しく万里の長城に喩えよう)。

「行くわ…エアフィンカード!!」

高らかに宣言した翠は、騎士を獲得。目指していたカード独占からのリッター王までの道は長そうだ。悲しいことに、またも美姫に進展はなし。

 

 

13巡目

サイコロ:3 4   8 5

 

ようやく綾の五軒目が一般港に建つ。残念ながら道王維持のための延伸は出来ず、「うぇえ…」と声を漏らしながら悲しい顔でエミーにサイコロを渡す。が、エミーが出したのは4。1本も延伸できない痛恨の一振りとなってしまい、綾の表情が明るくなる。翠は騎士を発動し青側の6木へ移動、エミーから引いた木で道を9.10方向に伸ばす。

「2軒目の増築、手札を増やして得点を狙います…!」

手札が潤った美姫は家を建てずに増築を選択。点は5点に増え、翠のみが4点のまま取り残されることとなった。

 

 

14巡目

サイコロ:6 10   9 3

 

エミーと美姫の木は止まれど、綾の木は止まらず。

「あ!!行くよ、チーミーチーミーハウス!ってあああああ!!家がない!!」

最大の見せ場と思われた綾のチーミーチーミーハウスは、綾の家不足により儚く断念。道を3本延伸するに留まったものの、エミーの万里の長城計画を砕いた上に自身の盤石な道王の座を確保。ここから2点を伸ばす綾の戦いが始まる。一方でエミーは一般港を持たないため家を建設できず、大量の麦を抱えたままキープすることに。

「今モノポしても増築は1軒、まだよ…」

盤面に麦が出回ったところだが、欲に目がくらんだ翠は使いどきの独占を大切に温存してしまう。追い討ちをかけるように麦が大量に出回る。果たして、翠の行方は…

 

 

15巡目

サイコロ:6 7 9 10

 

綾は道を延伸してエミーの妨害を果たした後、麦を消費してカードを引き騎士を獲得。傷口に塩を塗られるようにバーストしたエミーは、カードを引くため麦を棄て8木に盗賊を移動。引いたカードは…

(Oh…)

街道建設。競争に負けた後では、たとえ使い道があっても精神的に厳しくなってしまう。

続く翠が出したのは9。手札には鉄が6枚、麦が1枚。先程の10と3で麦は出回った。ここで増築×2を放てば、のちのカードレースで優位に立てる。欲に支配され暴走してしまった彼女の思考回路は、残念なことにバグってしまっていた。

 

ボドゲショップ さいころ倶楽部 アルバイトスタッフ大野翠。

店長が影から見守るこの場で、彼女は歴史に残る失態を犯してしまう。

 

「モノポ、麦っっっ!!!!!!!!!」

 

「無いです」

「無いデス」

「無いです」

 

「………え????????」

 

モノポ0枚。

人より多くカタンに触れているはずの彼女が。

モノポ0枚。

 

「…」

声もなく崩れ落ちた翠は、震える手で8.10の家を増築しサイコロを美姫に渡した。

 

 

16巡目

赤:8点 道王 伏せポイント/騎士

青:5点 伏せ街道

黄:5点

灰:5点

サイコロ:9 7 5 3

 

騎士で盗賊を6木に動かした綾は、増築が見えずキープ。エミーの7で盗賊は元に戻され、加えて6枚の土(1枚奪った)と2枚の麦で8.11の家を増築。

シトラス!」

家を建てるべく、2.10.11方向と10麦沿岸部にそれぞれ1本ずつ道を引く。続く翠は、なんと先程の10と9で増築資源を自力で揃えてしまう。欲望に抗えずモノポ0枚した次の手番で、自家製の増築を叶えてしまうのである。いや恥ずかしい恥ずかしい。9鉄の家を増築。美姫は資源を得られずここでも足踏み。棄て気味の初期配置がジワジワ効いてきたか。

 

 

17巡目

サイコロ:8 5 11  9

 

「カード!」

「リッター王まで取られてしまいますが…そもそもみんな手札が枯渇してますネ…」

リッター王を視野に入れたい綾。彼女が引いたカードは騎士。思わず顔がほころび、周囲の警戒を集める。いよいよ終盤戦に突入して来たか。エミーも対抗馬になりたいが、手札の資源が足りずカードが引けない。翠が出した11はエミーにとって福音となるはずだったが、一手遅かった。次に綾が騎士を引くか否かで勝負は決まってしまう。

 

 

18巡目

サイコロ:6 9 10  10

 

バースト回避のためサイコロを回した後に騎士を発動、盗賊を6木に移した綾は幸運にも羊を引き当てる。対抗馬がおらず騎士を引けば勝ちに大きく近く運命のカードドロー。

「行くよ!えーーーい!!!」

 

街  道  建  設

 

「あーーーーー!!!!!」

大きな悲鳴を轟かせターンエンド。対抗馬エミーが動き出す。ダブルドローでエミーは2枚の騎士を手にする。2ターンかければ彼女の手にリッター王が宿る。全ては次のターンの綾の行動に託されることに。鋼鉄の道を1本引いた翠は、続けてカードを2枚ドロー。ポイントと騎士を獲得し7点に。美姫も資源が揃い、14周ぶりに家を建設。6点目を獲得した。

 

 

19巡目

赤:8点 道王 伏せポイント/街道 騎士2枚使用

青:6点 伏せ騎士2枚 騎士1枚使用

黄:7点 伏せポイント/騎士 騎士1枚使用

灰:6点

サイコロ:2 4 3 6

 

サイコロの出目が悪く、なんと綾は何が出てもカードを引けないことに。そんな中…

「あっ、2」

「2で引けん奴おりゅ〜〜??」

「美姫は絶対そんなこと言わないわ」

意味もなく街道建設を発動し、綾のターンエンド。カタン終局は延期された。いや早くして

騎士を発動し盗賊を9鉄に移したエミーは、落ち着いて家を2.3.12に建設。これにより、綾は建てる家を失い増築待ちの身となった。対してエミーは7点、仮想9点に。翠も騎士を発動、8羊に盗賊を移しエミーから麦を奪取。が、続くサイコロに嫌われターンエンド。美姫は6の自引きで5.10の増築を達成し7点に。

 

20巡目

赤:8点 道王 伏せポイント 騎士2枚使用

青:7点 伏せ騎士 騎士2枚使用

黄:7点 伏せポイント

灰:7点

サイコロ:5 9

 

「5!土の3-1と土の3-1と木の3-1で…増築!9点!!あーーー1点足りないよぅ!!」

5の自引きで綾は6.8.9の家を増築、9点に。懸命に点を伸ばすも、まだ一歩届かない。エミーは3枚目の騎士を発動、リッター王9点に。さらにカードを1枚引くことが可能に。

「行くわよ!1234567!89!」

「んんっ!!」

「エミーは絶対そんな声出さないわ」

「ポイントで10点!!嶺上開花(りんしゃんかいほー)!!!」

「だからエミーは絶対そんなこと言わないわ」

 

最後はエミーがリッター王獲得からのポイント引きで10点に到達。20周に及ぶカタンの勝負が幕を閉じた。

 

「おお、やっと終わったか。どれどれ…

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青:10点 リッター王

赤:9点 道王

黄:7点

灰:7点

 

ってところか。まあ反省点は各自あるだろう、幸いまだ9時半だから少しなら話していけるぜ」

そう言いながら、店長は盤面を真剣な眼差しで見つめる。

「麦も鉄も高かったのに、エミーはよくリッター王なんて取れたなあ。木と土の専門港を掴めたのが大きかったかもな。」

「ハイ、でもritter王は運よく翠が11を出してくれたからデース!翠、アリガトデース!!」

「ちょっと、いきなりくっつかないの!!」

「にしても思い出のゲームでモノポ0枚はひどかったなあ翠ちゃん」

「ててて店長!!もう…最低です!!!」

「にしても疲れたね〜美姫ちゃん!お菓子でも買って帰ろうか!」

「いや綾ちゃん、もう夜遅いから…」

 

今夜も楽しそうな声がこだまするボードゲームショップ、さいころ倶楽部。加茂川北高校 放課後さいころ倶楽部の活動録の1ページが、またしっかりと刻まれたのであった。

2019年秋アニメのかんそうぶん

※ネタバレを含みます。ご注意ください!

 

 

毎期恒例、アニメの感想記事である。秋アニメの感想記事が2回目を迎えた。ブログが長続きして地味に嬉しいね。

んで、肝心の今期アニメがどうだったかというと、まあ、うん、個人的には強い作品がなかったように感じる。OPが激つよだった作品はあったけどねのうきんって言うんですけどね

 

今期私が最後まで視聴したアニメは以下の通りである。

俺を好きなのはお前だけかよ

放課後さいころ倶楽部

・私、能力は平均値でって言ったよね!

少女終末旅行

・私に天使が舞い降りた! (再)

この素晴らしい世界に祝福を!1期 (再)

三ツ星カラーズ

アズールレーンは実質2クールアニメになったため視聴終了はしていない

以上7(アズレン入れて8)作品。

 

戦×恋は主人公が合わずに3話で見送り。今期途中から観始めたハッピーシュガーライフは5話あたりでしんどすぎて無理無理侍になった。平和な作品の方が好みっすわ…

 

 

俺を好きなのはお前だけかよ

今期アニメだけで言えば個人的覇権っすかね。3話で完結するアニメだったなあ…(遠い目)。ラブコメ的展開が尽くひっくり返される展開は、観ながらハラハラできて良かったと思う。時折入るメタいネタなども面白く、最終回の『斉藤朱夏まで裏切った!』発言はかなり笑った。ただ、斉藤朱夏キャラがなーーーんのイベントもなく主人公に堕ちる謎展開があったり、コスモス・ヒマワリがいとも容易く主人公に鞍替えしたりと雑に見える点は存在したし、何より最後の締めくくり方はどうかと思った。強気に2期を前提にするかクール内で完結させるかして欲しい…

 

放課後さいころ倶楽部

ボドゲ紹介を挟むためストーリーは薄味、かと言ってキャラはそんな魅力的に書かれていないような、パッとしない作品だったと感じた。ボドゲに限らず将棋のやつやだるまさんがころんだといった日本古来(?)のゲームも紹介した点は推せる。高屋敷ちゃん絡みの恋愛展開は男側がアレなので渋い顔になるが、武笠ちゃん絡みの方はなんか素直にくっついて良いと思いますまる。12話でカタンすると思っていたのに…今度脚本書くか(?????)

 

・私、能力は平均値でって言ったよね!

異世界転生して能力を隠そうとしながらも結局無双する話(ざっくり)。最大値と0を足して2で割った数値は全生物の平均値ではないため、タイトル回収は出来ている。マイルとレーナが幼児体型なのは高評価。宿屋の娘が CV.河野ひより さんだと気づいた瞬間、首が千切れるほど頷いた。応援してます頑張ってください。何も考える必要がなく、たまに面白いパロディが入るこの作品は、今期の中なら個人的には面白い方だと思う。OPは間違いなく神曲ですね!!

 

少女終末旅行

終末世界で二人の少女がのんびり生き延びる、なんとも不思議な作品。緩くも過酷な世界観、少ない会話、少ない登場人物。『なんかよくわからないけど、ついつい続きを観たくなってしまう』ような感覚に常に襲われていた。最終話の展開は???って感じだったが、チトとユーリの最後の掛け合いは飛び上がるほど素晴らしかった。再視聴を除けば、今期観た中では一番良いアニメだったと言える。EDでロリだと思い込んでいたユーリの胸が大きいことが判明し、ショックで3日は寝込んだ。合宿でだいぶ毒されているけど、OPに家虎入らねえや

 

・私に天使が舞い降りた! (再)

紛うことなき神作品。全人類観ろ。ロリ百合の極致にして我々の天国。将来の夢は星野みやこ。酒飲みながら観ると尊みが溢れて涙が止まらなくなるため注意。1日複数話の視聴も危険です。原作と比較しながら観ると、どこで改変が起きたかがわかって趣深い。

去年書いた7000字超えの怪文書感想文はこちら

mikan0911.hatenablog.com


 

この素晴らしい世界に祝福を!1期 (再)

展開がわかっていても面白い。ポケモン厳選のBGMにしてもよし、酒のお供にしてもよし。思考停止でゲラゲラ笑える神作品だと思う。実家のリビングでニチャつきながら観てた。俺のめぐみん

劇場版の感想記事はこちら

mikan0911.hatenablog.com

 

三ツ星カラーズ

年末の上映会で全話視聴。かつて、何故か10話で視聴をやめるという愚行を犯していた。常識人ながらも弱っちいゆいちゃん、ドヤ顔が超絶可愛くていじりがいがありそうな琴葉、クソガキながらもとんでもない美人に育ちそう(OPを観ろ)なさっちゃん、みんな違ってみんな可愛いっす。ストーリーが薄味なのでポケモン厳選のお供に適している。子どもの特権で周囲を振り回しながらも、掛け替えのない時間を過ごしているカラーズがなんだか羨ましくなった。途中までは2周目だったが、ののちゃんが記憶中の姿よりも可愛かった。まあこれだけの称賛も、全て最終話の就活男のせいで台無しなんですけどね。

 

アズレンさんの感想は来期終わりには書けるだろう。コンテンツ系の作品で作画がイマイチなのはサンドバッグにしかならないため、製作陣の皆様には頑張っていただきたい。ただ2話のラフィーちゃんの胸を盛った奴とユニコーンちゃんの胸の話にGOサインを出した奴は一生ガチャで最高レアが出ない呪いにでもかかって苦しんでろ

 

 

気づけば2019年が終わり、大学生活の終了が見えてきた(は??ふざけるな)。2020年も気ままに多くのアニメに触れ、現実逃避を進めていきたいなあ。

 

 

 

 

 

※今回の記事も酒飲みながら書いています。檸檬堂の定番レモンマジでうまい

デレ7th LV ライブレポート

初のデレマス単独ライブ・ラブライブが関わらないライブとなった今回のLV。一部の声優さんしか顔と名前が一致しない状態で参加した。

名古屋公演にはメイン担当(ありす・薫・みりあ・桃華)が1人も参加していなかった。なるほど、今日の自分はプロデューサーというよりただの観客である。

 

てな訳でセトリに。今回も参考(?)として折ったUP(ウルトラピンク)UB(ウルトラブルー)UOの本数を記載する。

 

 

1 ミラーボール・ラブ 全員

直近のイベント曲だから来るよねーとか思ってたら、看板曲として開幕で来た。Pの熱心な課金活動がステージ上の豪華なミラーボールを造ったと考えると涙が止まらない(最近課金してないけど)。サビ周辺死ぬほど好きなので早くCDレンタルできるようにしてください。

 

MC①

全員の挨拶。人数が多いと来ているメンバーを把握するだけで大変っすね。中島さん・立花さん・山下さん・和氣さん辺りで「可愛い」って声を漏らした記憶がある。

 

2 Tulip  志希・フレデリカ・奏・美嘉・裕子・早苗・雫

デレのライブの2曲目は起爆剤が来がち(追い風やRadio Happyとか)なので今回は何が来るかとドキドキしてたら、予想の斜め上を行く曲がきた。バンナムフェスで聴いたばかりなので高まる高まる。雫の声がそんなに好きじゃない人間だったが、こういう艶っぽい曲との相性が良くて少し見直した…てかこういう曲歌わせた方が良いのでは?

 

3 ミツボシ☆☆★ -Happily Ever After Remix-  未央

歌詞が出た途端猿になるライブセトリを覚悟したが、落ち着いたアレンジのミツボシだったので安心。サビ終わり続けて歌うの大変そうだった。あと未央は全然推してないけど未央の髪型をした原さんは可愛く見えた。

 

4 ショコラ・ティアラ -Before Sunrise Remix-  杏・かな子・智絵里

大正義3人組によるショコラ・ティアラ。サビが延々続くようなもどかしいアレンジだった。せっかく揃ったならハピハピの方を歌って欲しかったという気持ちは多少ある。

 

5 輝く世界の魔法 -Magical Step Forward Remix-  悠貴・愛海・乃々・比奈・芳乃

アレンジを中心としたライブなのかな?元の曲は中の人のギャラが高すぎることで有名。しぶりんいるのに誰一人として原曲メンバーが歌ってなかったね。良かったけど。

 

6 Nothing but You  晴・美波・肇・美優・奈緒

もうメンバーバラッバラで予習しようがねえなって笑ってた。曲は良かったし序盤のテンション上げに貢献してくれた。肇と奈緒の歌唱力がバカ高くて引っくり返った。

 

MC②

Break Time(休憩)。どのMCで何お話ししたか覚えてない…大坪さんがういろうを飲んでたのってここだっけか

 

7 PROUST EFFECT  志希・奏・美嘉

予習してませんでしたすんません。サビ終わりの志希にゃんが艶やかすぎてヤバかった(驚異的な語彙力)。これ担当だったら黄泉送りだったなとか思ったが、2つ隣にいた後輩は無事だったのか定かではない。

 

8 未完成の歴史 飛鳥・肇・夏樹

通称『歌唱力の暴力』。いやまさにその通りですね。個人的にデレマストップの歌唱力だと思っている加蓮の代打が夏樹だったが、これまた歌唱力が高くて圧倒された。失礼な話だが、青木さん細すぎて色々大丈夫かと要らぬ心配をしてしまった。

 

9 Flip Flop -For SS3A Rearrange MIX-  杏・かな子・紗枝・晴・比奈・春菜・藍子・日菜子・唯

ここで再びアレンジ版。なんかいっぱいいるなあとか思いながら観ていた。そんな高まらない曲なので休憩しながら棒振ってた。

 

10 モーレツ★世直しギルティ! UO1  裕子・早苗・雫

はい待ってました!!!ステージでなくスタンド(?)からの登場、ここの撮影はカメラマンが有能すぎる。デレステのMVでロリアイドルに踊らせると趣深いが、やはり原曲も天才的に良い。ユッコのサイキックお色気ビームでテンションが暴発し、パキッと本日初のUOを折った。途中のエロゾーン考えた人間は文化功労賞とかノーベル平和賞とかもらったほうがいいと思う。和氣さんの顔が良すぎるんだ助けてくれ。

 

11 イリュージョニスタ! 卯月・かな子・悠貴・愛海・凛・美優・日菜子・友紀・唯・莉嘉

これまたいっぱい出て来た。未央以外のニュージェネと莉嘉はこれが初仕事では?人数が多いとこの辺の編成も大変そうだなあとか思った。肝心の曲はちゃんと予習してなかった。何しとんねん

 

MC③

おてあらいのためきいてません

 

12 クレイジークレイジー UP2 志希・フレデリカ

曲の前にダンスタイムがあったが、なーんとなくクレイジークレイジーの旋律に近いような気がしてた。ビンゴ。イントロ即発狂UP準備マンになった。フレデリカが艶やかに歌うのは本当にズルいと思います。おかしくなっちゃうよ

 

13 Last Kiss  美優

評価跳ね上がり1号。予習ではなんとも思っていなかった曲だったが、ステージで美優さんが歌う姿はえもえものえもだった。歌唱難易度が高そうで原田さんが途中何回か苦しそうにしていたように見えたが、最後まで歌い切ってすげーなって思った。暗くなった後のその表情はやべえよ反則だよ…

 

14 踊りまくろ☆ダンシング・ナイト 早苗・比奈・友紀

ステージにあんなでっかいミラーボールがあったらね、まあね。予習してないんご…

 

15 Nation Blue  奈緒・智絵里・紗枝・きらり・芳乃

予想していなかったメンバーでのNB。唯一のクールの奈緒はいうまでもないが、クールに全く近くない残り4人の歌が絶妙に混ざり合い、これはこれでアリな気がした。立花さんの顔が大変良い。会場が青い中でUOを折った皆さんは曲名が読めないのかな?AqoursのWater Blue New Worldもそうだけど、やるならUB折ろうよ…

 

16 夢をのぞいたら こずえ・ナターリア

ゲストでまさかのこずえ・ナターリア登場。こずえが歌っている状況を飲み込めなくて、しばらく思考が停止していた気がする。

 

MC④

「3回目のLast Kiss」発言はここだっけ?彩香さんのMC腹がよじれるほど笑った。

 

17 さよならアンドロメダ 凛・乃々・紗枝・悠貴・芳乃・夏樹

初めて聴いたが、エモみの深い曲だったと思う。中島さんの脚が細くて、映るたびニコニコしてた。

 

18 サニードロップ 唯

猿にならない方の唯ちゃん曲。オタクの高まり具合が凄まじかった、さすが唯ちゃんである。ラスサビでキマった唯ちゃんが可愛くて死んだ。胸縮んだらメイン担当入り確実なんだよなあ何とかならんか…ならんか…

 

19 Sunshine See May  肇・芳乃

浄化タイム。オタク棒を振る必要どころか立っている必要も感じなくなったので、着席して静かに頭を揺らしていた。LVだから演者さんにあらぬ勘違い(低まって座った訳では決してない)をされる可能性が微塵もない。エモすぎて賢者になった。1サビ後の笛の音と2番の肇の歌唱パートが特に狂おしいほど好き。

 

20 とんでいっちゃいたいの かな子・志希・フレデリカ

これまた予習漏れ。音源自体は持っていただけに勿体ない。

 

21 青空エール UO1 晴・智絵里・美嘉・卯月・愛海・肇・美優・日菜子・きらり

晴がいるならやるよねと思っていたので予想通り。小市さんスラッとしていてはえーってなった。青折るかオレンジ折るか迷ったが、ステージの光が途中でオレンジに変わる演出があったため、UOでいいかとポキリ。欲を言えばみりあママの姿を観たかった。

 

MC⑤

サニードロップの山下さんは確かに可愛かった。個人的MVPまである。

 

22 バベル UB2  志希・飛鳥

ここでも曲の前のダンスパートがあったが、その旋律がバベルに近かったためドキドキしながらUBの準備。案の定バベルのバカつよイントロが流れ、思わず「これだあああ!!!」と大絶叫。頭を抱えながら曲の魅力に飲み込まれた。いやホントサビ前頭おかしいっすよね。ね?2番のセリフ部分で発狂しながらUBを1本ずつ解放した。ラスサビの次元を跨いだ しき×あす がとにかく強すぎた。刺激が強すぎるいいぞもっとやってくれ

 

23 Secret Day Break  美波・奏

知らない曲だと思ったが、どうやら新曲らしい。この前も言ったが、飯田さんが奏にしか見えない。

 

24 Needle Light  比奈・春菜

評価跳ね上がり2号。ライブで流れるとこんなに高まるんですね。メガネかけていて良かった。サビに向かってボルテージが上がっていくこういう感じの曲は小学生脳の私に突き刺さる。

 

25 Neo Beautiful Pain  奈緒

『Nの系譜』が続く。イントロで2つ隣の後輩が元気になる様子が見えた。歌唱力がおばけクラスであひゃーってなった。ロングトーンの連続で難易度が高いように感じたが、最後まで奈緒の姿で歌い切っていてすげーなあの気持ちである。

 

26 メッセージ -Future PicoPico Remix-  卯月・凛・未央

再びアレンジ版。電子音好き好きオタクなのでこのアレンジは良かった。原曲自体が高まるものではなかったため、普通に聴いていた。

 

MC⑥

メガネ曲を披露できた田辺さんにタオルを差し出した小市さんの好感度が上がったBreak Timeだった。

 

27 リトルリドル 杏・飛鳥・莉嘉・悠貴・晴

ここからセトリがバグりだした気がしますね。よく観たら5人のうち3人が参加しているんだから、もっとしっかり予習しておけば良かった。DJの杏が可愛かった。あとメンバーの中で飛鳥が一際目立っていた。

 

28 スパイスパラダイス 未央・藍子・卯月・凛

不意打ち。いない茜の枠にニュージェネが参戦する、新鮮なスパスパだったように思われる。コール覚えないといけませんね。

 

29 無重力シャトル UO1

イントロで意識が飛びかける。序盤の大人しめセトリは何処へやら。サビ前でUOを折り、左隣の知らない巨体オタクと楽しくコールを入れて盛り上がった。

 

30 EZ DO DANCE  with DJ KOO

コラボとかそういう問題じゃないだろこれ。本物のDJ KOOが出てきた上にデレステに実装されていない持ち曲を披露してもう笑うしかない。『ライブの予習範囲が世に存在する全ての曲に拡大した』『大阪にX JAPAN来るんじゃね』というTwitterの投稿を閉演後に観てゲラゲラ笑った。

 

31 Yes! Party time!! UO1  with DJ KOO

DJ KOOが盛り上がってこうぜとか言いながら流れたイントロは、不意打ちの爆発曲。イントロで一瞬で理性を失い、晴れて立派なおさるさんになった。両隣にオタクがいたから自重したが、通路席だったら遠慮なくUOグルグルしていた可能性が非常に高い。みりあママの幻聴まで聴こえてきてテンションが暴走した。閉演後の感想会で、この曲が開幕一発目に来たことがあると聞いて震えた。こんなの一発目に来たら心臓発作で病院送りでしょうよ

 

32 Stage Bye Stage  全員

DJ KOOさん退場でステージは終盤に。締めくくりって感じがする曲っすね。

 

Enc1 TRUE COLORS  全員

おねシンやってないなとか思ったが、デレにもアンコールは存在するのね。演者さんの着替え・休憩用のクソ長アンコールタイムをDJタイムで埋めたのは個人的に高評価であった。

肝心の曲はうっすら予習した程度(デレステのイベントに真剣じゃない)。まあ暴れる曲じゃないし、静かに聞いているのが正解だろう。

 

Enc2 お願い!シンデレラ 全員

終幕曲。なんか久々に聴いた気がする。想像よりコールが多くて忙しかった印象があった。ステージで30人以上の演者さんがわちゃわちゃしている光景はまだ慣れない。

 

 

以上が私のデレマスライブデビューであった。メンバーの名前を調べて入れるの地味に大変だった…  予習範囲の広さや演者さんの顔・キャラが一致しないなど苦しい部分は少しあったが、大満足のライブとなった。時間と資金があればまたLVに参加してみたい。就☆活てめえ…

バンナムフェス 2日目 ライブレポート

公式「アソビきれない2日間を。」

ぼく「いや死ぬわ(褒め言葉)」

 

 

 

10月20日に東京ドームで開催されたバンナムフェス2日目のライブレポ記事になります。運営と連番主の同期に圧倒的感謝を。

 

てな訳で早速セトリに。2日目は1日目と違い、各ユニット(アイマス系列)がどの順番で来るかわからないという天才仕様になっている。

UOUW(ウルトラホワイト)、UR(ウルトラレッド)を折った曲は曲名の隣にその旨を表記する。

 

1 READY!!  UO

開始前の案内で”Are you ready?“の煽りが登場。これで開幕READY!!だったら面白いねとか言ってたら本当に来た。早速UOを折った。以降のナムコ曲に共通するが、コールがかなり多いように感じた。

 

2 Star!

ステージのライトが青に変わり、何事かと思ったらデレが登場。デレマスの曲をライブで聴くのはこれが初となる。中居くんはいなかった。

 

3 Welcome!!

次はミリオンかな?と思ったら予想通りミリオンだった。ああ〜!!ってなって天井を見上げたら後ろの列のオタクと目が合い恥ずかしくなった。

ちゃんと予習したのでコールは完璧。ミリオンの開幕がBrand New Theater!だったらここで死んでいたと思われる。

 

MC①

開幕から強い3曲がきたところでMC。例のごとく話の内容を覚えていない(アホ)。かなり自由なMCだったのはうっすら憶えている。

 

4 ダイヤモンドハッピー

ここからアイカツ曲が続く。私はアイカツゼノグラシアワンダーモモで休憩しようとしていたため、早速休憩コーナーに入り先行きが怪しくなった。

肝心の曲は開幕曲にしては激しく、アリーナのオタクがUOをポキポキ折っていた。隣のアイカツオタクのおじいちゃん同期が多動になっていた。歌詞の『誰の?』に対し後方のオタクが唐突に発した『オレノー!!』がツボに入って大変だった。

 

MC②?

アイカツのどこかでMCが入った気がする。

 

5 輝きのエチュード

東京ドームでソロ歌っててすげーなあってなった。

 

6 START DASH SENSATION

7 MUSIC of DREAM!!

8 SHINING LINE★

とりあえず棒は振った。曲はちゃんと聴けば強そうではある。休ませて

 

9 ワンダーモモ

まさかの連続休憩コンテンツ。さらに雲行きが怪しい。

変身!のタイミングで桃色だった会場がUOに包まれたのが圧巻だった。あまりに凄すぎて、ニコニコ超会議に来た菅官房長官みたいな表情になった。

 

10 ワンダーモモーイ

桃井はるこさんの声の使い分けと歌唱力が輝いていた。ここでも変身のタイミングでアリーナがオレンジ色になった。おまえら元気だな

 

11 バレンタイン 桃井はるこ×長谷川明子×仁後真耶子

予習してないっす…

曲に加えてこのコラボは凄かったらしい。

 

MC③

桃井さんを加えてのMC。バレンタインの歌詞に込められた公式の解釈が明かされたが、曲が出てからの年月が長かった(今回のライブで出てくる時間が軒並み年単位で笑った)。

 

12 ヒカリのdestination

シャニの登場はイルミネから。歌う耳かき音声(勝手に名付けた)こと真乃ちゃんの歌声がライブでも再現されるのがとにかく感動だった。初期はコンテンツのセンターの歌声が細くて大丈夫かとか心配していたが、今は癒し以外の何物でもないですね。加えて真乃ちゃんの中の人が可愛かった。が年下であると聞いて悲しくなった

 

13 ΦωΦver!!

イントロで思わず大絶叫。具現化した前川みく(『中の人』に見えなかった)が超可愛くてたまげた。サビのコールはやはり難しいのか不揃い気味だった。まあ仕方ないね。

 

14 アルストロメリア

生で聴いて改めて思った。尊い。この二文字に全てが込められています。コンテンツには触れてないが、甘奈ちゃんが一番可愛いと思う。はい。

尊い

 

15 咲くは浮世の君花火

サビの掛け声が気持ち良すぎて漏らした(嘘)。めっちゃいい曲じゃないか…ちゃんとフル聴きます…

 

16 LEADER!!

ナムコ組の曲。ミリシタではみんなお姉さんというか生ける神に見える。大したコールがなかったので曲をしっかり聴いた。

 

17 Strawberry Trapper  UW×2

これを聴きに来た。大閃光を折っていいラブライブ(しかもギルキス)、どう考えても理性が耐えられる訳ないのである。ばかつよイントロが聞こえた瞬間、地球を壊す勢いでシャウトしてUWを折った。あとサビでも折った。2サビ後のヨハネ召喚時にいつものように自分も召喚されたら、隣のオタクに奇怪なものを見るような目をされた。

他のコンテンツには白色を振る機会がないのか、会場は紫とピンクで染まっていて少し悲しかった。ならば自分がと、あいきゃんに届くように会場で最も白く輝けるよう頑張った。

 

18 Guilty Night, Guilty Kiss!

コールが楽しい曲。NightかKissか迷うことが多発するため、スクリーンに指示が出たのはありがたかった。この頃はまだ荒れ狂う未来なんて想像していなかったし、ストラパの疲労が抜けなくて半分死んでいた。

 

19 Guilty Eyes Fever  UW

死体蹴りとは、このことを言うのだろう。休憩なしで続けていい曲ではない。まあ折るよねと3本目のUWを折った。これ生で聴いたのいつ以来だろう…

 

MC④

死んだ身体を休めるいい機会だと思ったが、驚くほど休憩が短かった。大丈夫かギルキス私は大丈夫じゃないっす。

 

20 コワレヤスキ UW

は?

ギルキスはどうやら私を成仏させてくれやしないらしい。もうゾンビみたいに暴れ狂った記憶しかない。壊れ物は守らなくては壊されるが、私の身体はすでに壊れていたってのは言うまでもない。2サビ後のロングシャウトで高まってUWを折った。

ちなみにこの時点で、函館ユニットライブ2日目が堅守していた最強セトリ記録が塗り変わった。

 

21 Shadow gate to love

Farewell以外の持ち曲全部出しやがった。どうなってんだバンナムフェス…

この曲が休憩曲に聴こえたあなたは、もう立派なFamiliar(ファミリア)さんです。某大容量アイスじゃないよ

 

22 New Romantic Sailors

持ち曲じゃ飽き足らず、まさかのライブ初披露の新曲(まだ発売していない)まで出してきた。まーーーーーた強力な多動曲が世に生まれてしまった。途中の梨子ちゃんビームがつよつよのつよだった。

 

MC⑤

やっと来たまともな休憩。壊れた身体の修復を進める。ここで気づいたが、中指の皮膚が知らない間に剥がれていた。

中村繪里子さんとあいきゃんが会話している光景は、なんか、こう、凄すぎて脳の処理が追いつかなかった。

 

23 夢咲きAfter school  UO×2

休憩明けに流す曲じゃないよね。

イントロで絶叫してUOを折った。更にサビ前でも折った。この辺のセトリが明らかにバグっている。東京ドームに響いた小宮果穂のブチ上げボイスがただただ強かった。シャニの曲、全体的に強い(こなみかん)。

 

24 あんきら!? 狂騒曲

燃え盛る炎の中にガソリンが投下された気分である。身体に限界がきたためシャウトは控えめにしていた。今夜限定であろうコーレス(アイマスアイカツ!ワンダーモモラブライブ!)が入り、エモみが天井を突き破る。杏の口から『ラブライブ!』ですよ…

 

25 花ざかりWeekend

北上麗花

 

26 自分REST@RT

ナムコ曲の予習漏れが目立つ。今回のライブの後悔ポイントである。

 

27 微熱S.O.S!!

ゼノグラシアOPが入る。ようつべでOP部分だけでも聴いたため、イントロで判断出来たのはえらい。身体にガタが来たので座りながら棒を振ったが、正直この辺記憶が薄いため意識が飛んでいたのかもしれない。ゆるして

 

28 残酷よ希望となれ

こちらもイントロで判別できた。死んだ身体で棒を振っていた。

 

MC⑥

死んでました。

 

29 ひとりじゃない!

再びアイカツコーナー。死んだ身体を治します。いやホントゆるして

もうこの辺から曲数がおかしくなって来ますね。

 

30 窓-ココロ-ひらこう

31 セカイは廻る

32 君のEntrance

死んだ身体を以下略

 

33 アイドル活動!オンパレードVer.

どうやらメンバーが豪華だったらしい。例えるならば、高坂穂乃果高海千歌上原歩夢がSUNNY DAY SONGを歌ったような感じかしら。

 

MC⑦

アイカツ部のMC。新人声優さん?へのメッセージの送り主がころあずだと判明した瞬間の会場のざわめきが凄まじかった。あと、木戸衣吹さんが21歳だとか言ってて悲しくなった

ちなみにtwitterで言っていた、『某先輩方を足して2で割ったようなガタイの良い元気なオタクさん』は、アイカツの部分で騒ぎまくり(真後ろのお姉さんが苦笑していた)、アイカツのMCが終わった途端に撤収していった。一体なんだったんだ…

 

34 Tulip

周子(ルゥさん)と奏(飯田さん)の、キャラとのシンクロ率が高くてビックリした。この二人はマジでステージ上に居た。サビ前で家虎を入れたオタクが遥か左方にいて、まだ存在してたんだとか思った。

 

35 バベルシティ・グレイス UO

非常に高まった。サビで折るしかなかった。ラスサビの『アンティーカ』が気持ち良すぎて昇天した。いやあアンティーカの曲どれも高まれて強いっすね。

三峰の中の人の歌唱力が怪物クラスに高かったと思いますはい。あとまみみの髪型再現もすごいと思った。

 

36 ハーモニクス

歌唱力の暴力って感じだった。なんだあの二人。ころあずは声量がいい意味でバグってて凄まじかったし、静香とのシンクロ率が高くて思わずニッコリ。あいみんは微笑みながらカッコいい声出しててもうホントダメになるかと思った。いやダメになってたかもしれない。本当に綺麗な笑顔してるよねあいみ

 

37 Wandering Dream Chaser  UWUR

イントロがかかった瞬間大絶叫。残り体力が削がれる…

ストレイライトは2曲とも意味不明なくらい強くて高まれる。芹沢があんなカッコ良く歌ってるところを想像するだけでなんかもう無理。何故かこの曲だけ座席の角でなく両手で棒を折った。

 

38 ∀NSWER

美玲ちゃんが凄すぎて美玲ちゃんしか見てませんでした。ごめくぼ…ごめきのこ…(なんだそれ)

サビでアリーナが眩しいオレンジに染まって絶景だった。この曲は個人的にライブで大きく化けた曲となっており、ライブが終わった現在聴くと爽快感が溢れて止まらなくなってる。

 

39 FairyTaleじゃいられない  結城アイラ×今井麻美×田所あずさ

不意打ちでね、

自分が大好きな曲がね、

千早・静香のコンビで来たらね、

泣いちゃうんですね。

ダメだよこんなことしちゃ…ありがとうございます……

ライブでマジ泣きしたのは初かもしれない。イントロで精神崩壊してから1番が終わるまでのことをハッキリとは覚えていない。UB持ってたら50000000000000本くらい折ってたと思う。

 

MC⑧

目の前の光景が信じられませんでした。綺麗に燃え尽きたので何も覚えてません

 

40 ToP!!!!!!!!!!!!!

あっ…わからない曲だ…(不敬罪)

ナムコ曲の履修をちゃんとした方がいいかもしれない。

 

41 Spread the Wings!!

シャニが全員登場。センターに立ってた真乃ちゃんとアルストロメリアちゃんが可愛かった。あれだけの人数が同時にステージに上がる光景は初めてだった(Aqours以外のライブは初)ので、それだけでなんか感動した。

 

42 UNION!!

イントロがかかった瞬間魂が抜ける。来たね。いちいち歌詞が感動を誘うので本当に涙腺に良くない。サビの『ピンク!ブルー!イエロー!!』のコールに合わせてオタク棒の色をカチカチ変えたのが楽しかったが、見た感じ他の人誰もやってなくてなんか悲しかった。

 

43 GOIN!!!

来ると思ってなかったせいでUOを残すことができなかった。おねしんかM@GICかと予想しており、イントロがかかった瞬間これまた絶叫。アリーナが終始オレンジに染まってて羨ましかったってか何本UO持って来たんだおまいら

 

44 The world is all one!!

終幕曲はこちら。Thank Youで終幕だと思っていたが、この曲で出演者が全員出て来た。すっごい数だった。すいません未履修です

 

 

 

以上44曲…なんだ44曲って(約4時間半)

自分にとって初めてのラブライブ以外のライブ・UOを折っていいライブだったため、とても新鮮な気分だった。雰囲気を掴んだことでアイマスのLVに参加したくなった。おかねがたりないよ!!!

流石にこれ以上高まれるライブはないっしょとか思ったら、来年も東京ドームでバンナムフェスが開催されるらしい。今回来なかったCYaRonが来たら首がもげそうだ。これからも、少ない機会で良いので越境ライブが開催されて欲しい。

 

 

何度か屍になったが、夢のようなライブだった。

 

 

 

 

 

翌日の授業はちゃんと出た(えらい)。

最強無敵の1ヶ月間 〜2019〜

人生初のフリーパスを手にし、最強無敵になったあの日から約1年。私はあの喜びを再度味わうべく、今年も最強無敵になれるフリーパスを購入したのであった…

 

 

1.定義

今年のトップバッターも定義。845系統ちゃん(大倉ふるさとセンター前経由)に乗って仙台市北西部の定義如来へ。ここは作並と違って、説明しても知らない人が多くて少し悲しい。

 

白沢車庫で運転手さんが交代するが、なんと交代先の運転手さんが最推しのHさん(運転が上手く接客も丁寧、何よりクセが非常に強い)だった。幸先が良い。

 

天気が微妙な平日の午前中ということもあってか、乗客はほとんど年配の方々であった。愛子で乗ってきたおじいちゃんはなんか去年の同じ日に見た気がする。

この方々、不思議なことにみんな知り合いらしい。そんなじいちゃんばあちゃん達は一人残らず大原バス停(周囲には何にもない)で降り、仲良く森の中へ消えて行った。彼らは仙人か何かだったのだろうか…

残された私と美柑とHさんは終点の定義へ。

 

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相変わらず定義行きバスは大倉ダム上のほっそい道を通る。前回学習したため今回は行きは左側、帰りは右側に乗って道の崖側に座らないようにした。が、845系統ちゃんは何故か大倉ダムを2回横切る上2回目の橋はバス1台通れるかギリギリのものであるため、流石にここは目を瞑った。帰りのS844系統ちゃん(宇治沢経由)は1回しか横切らないため幾らか気が楽である。

 

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前回気づかなかったが、上原(かんばら)住宅付近でやけに長い滑り台を見つけた。あとで調べたが、この辺は大倉ダム湖畔公園とかいうらしい。へえ。

 

そんなこんなで定義に到着。カーブが多いので少し酔った。

 定義とうふ店で凄まじく美味しい油揚げを食べ、寄った場所で写真を撮った。揚げたてのタイミングで購入すると、130円で得られるとは思えないほどの幸福感を受け取ることが出来る。店のおばちゃんありがとう…

 

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池のおさかなさん。瑠璃色金魚ではない

 

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五重の塔と本堂。本堂は時間に余裕があったので中に入った。

 

初めてではなかったため効率よく施設を回れた気がする。また来たいなあ…

 

 

2.中山

定義と同じ日に815系統ちゃん(山手町経由西中山行き)で中山方面へ。大学病院でバス乗り換え、移動距離約35km。仙台から蔵王町までとほぼ同じ距離らしい。

 

徒歩で桜ヶ丘に行ったことはあれど、バスで歯学部以北に行くのは初めてである。「ここ歩いた!」と小学生みたいな(いやまあ女子小学生なんですけどね)感想を抱きながら北の方へ。

しかし、この日の天気予報は雨。山手町を過ぎたあたりから急に降り出し、本沢の交差点に差し掛かる頃には土砂降りに。なんてこった…

 

中「山」ということもあってか、中山入口バス停を過ぎるとかなりの傾斜の坂道が続く。いや徒歩じゃキツいなこれ… 坂の途中にあるバス停で止まるバスが、傾斜で傾いているのである。珍しい体験をした。ちなみに帰りの便の運転手さんは、雨が降る急な下り坂の最後でエンジン唸らせながらぶっ飛ばしていた。「マジかよ」って思ったらつい声に出しちゃった。てへ

 

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で中山に何しに来たかというと、仙台大観音を撮影しに来たのである。終末感ある写真が撮りたかったが、あいにくの空模様で3分歩いただけで大観音が見えなくなる残念仕様に。でも帰りに寄った魔界らーめん(不思議な名前だが店内綺麗だし接客も丁寧)は大変美味しかった。

 

 

3.中山台・中山吉成

別の日に、中山から更に北西に行った中山台へ。この辺は中山、中山台、中山吉成、吉成、吉成台と地名がややこしい。

何しにというと、中山台にあるラーメン店に行くためである。個性的な限定メニューが有名なお店で、大変美味であった。

とはいえ、ラーメンを食べただけならわざわざここに書かない。合宿前散歩で歩いた870.880系統路線のバスに実際に乗ったワクワク感を書き記すことにする。

 

行きはX870系統(貝ヶ森・国見ヶ丘・中山台経由実沢行き)ちゃん。国見二丁目バス停から先は徒歩でしか行ったことがない。

貝ヶ森に関しては東側を通るのは今回が初であった。仙山線の高架を抜けてすぐに良い雰囲気の住宅街が広がったが、これまた大変な上り坂が待ち受けていた。景色はいいけどこの辺歩きたくはないなあ…登山やん…

青陵校から先は未開拓エリア。国見ヶ丘一丁目バス停の先には、かなり大きめの道路があった。これが仙台北環状線である。右折が大変そう。

バスはなんとか環状線を右折し中山台の方へ。吉成の方は商業施設が並ぶ都市っぽい感じだったが、右折してすぐに緑豊かな田舎の風景に。いやこんな数分で変わるかよwwwとか思ったが、私の地元もまあこんな感じだったりする。

 

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そんなこんなで目的のバス停に到着。ggってわかったが、中山台はまだ青葉区らしい。

 

帰りは880系統路線に乗りたい!ということで、中山台から国見ヶ丘の方へウォーキング。

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この前行った仙台大観音が見える。終末感すげえな

ビバホームとの2ショット。もう意味がわからない。

一瞬だけ泉区(南中山)に入り、国見ヶ丘一丁目バス停へ。時間調整のために立ち寄ったヤマダ電機で長居しすぎてちょっと焦ったのは内緒である。

念願のS880系統(南吉成・青葉通経由仙台駅前行き)ちゃんに。南吉成を経由して再び環状線に乗るが、交通量が凄い(こなみかん)。これ平日の夕方とか地獄だろうね。毎回S880系統ちゃんが10分超えの遅延を生み出す原因はこの辺の交通事情にありそう。

あとは合宿前散歩で通った道へ。「あ!ここ歩いた!!」と某進○ゼミの決まり文句みたいな感想を抱いた。しかしまあ、国見ヶ丘の方は坂が激しい。帰りは常に下り坂で、運転手さんがエンジンブレーキを効かせながら絶妙なスピードで坂を疾走していた。

 

いやあ、バス旅はいいですね。

 

 

4.鶴ケ谷中央公園

120系統(ガス局前経由)に乗って仙台市北東部の鶴ケ谷へ。ここには鶴ケ谷中央公園という大きめの公園がある。今回の森林浴枠(前回は台原森林公園)である。

 

バスは東照宮駅を超えて、中江・安養寺の方へ進む。中江公園以降は徒歩含めて未開拓地であり、非常にワクワクした。まあ安養寺に入るまでは特に何ってない市街地だったんすけどね。土曜の昼間だったが、高齢者が大勢乗っていたため終始座れなくて結構疲れた(乗車時間は地味に長い)。鶴ケ谷は坂の上にある住宅街で、中山や桜ヶ丘と比べて市営住宅が多い印象があった。「団地」って感じがした。

 

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鶴ケ谷には見たことないタイプのバス停が一部設置されていた。一瞬放射線量測定装置に見えたのは、私が10代を過ごした環境が原因だろうか。

 

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鶴ケ谷中央バス停で降りて中央公園へ。公園に着いて気づいたが、鶴ケ谷六丁目バス停の方が近かった。

 

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いやね、すっっっっっっっごくエモくないですかこの公園。奥に見える仙台オープン病院がいい味出している。

 

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公園と周囲との高低差がすごいため、アホみたいな階段がある。三高にスクールアイドルがあったら、ここを筋トレに使うだろう。おじいちゃんが元気に上っていたが、某映画のようにすれ違いざまに名前を聞かれることはなかった。

 

帰りはS110系統ちゃん(東仙台→仙台駅前)に乗った。二の森という地を経由するためどんな場所かと期待していたが、なんでもない本当に普通の住宅街で悲しかった。

 

 

5.大國神社

日頃お世話になっている850系統ちゃん(陸前落合駅・みやぎ台経由)に乗って終点の大國神社へ。クッソ山奥にあるため上、定義と違ってマジで神社しかないため行くのに勇気が要る。

 

陸前落合駅から北は未開拓エリアである。人の乗降が少なく、バスは次々停留所をかっ飛ばしてあっという間にみやぎ台へ。みやぎ台はその名の通り台地の上にある住宅街で、訳のわからない場所にある(失礼)にも関わらず結構な規模を持つ。ここを抜ける頃には、乗客は私のみに。まあみやぎ台以降は停留所がある必要性を感じないドドド田舎だったから仕方ないか

 

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そんなこんなで大國神社に到着。でかい(こなみ)。

ひどく静かだと思ったが、私以外参拝客がいなかった。それで大丈夫なのか…?

6セメのフル単宣言をして引き返す。今回の運転手さんは接客が神レベルの方だったが、20分くらいで帰りのバスに乗ったら「もう帰りで大丈夫でしたか?回れましたか?」って心配してくれた。神社に長居しないんです…と返答して復路へ。

 

なおこの回で、「折立に降り立て!」を実現した。くっだらねえええええ

 

 

おまけ Ms.市バスちゃんアナウンス集

市バスの車内放送の機械音声を市バスちゃん、英語アナウンスをMs.市バスちゃんと勝手に呼んでいるが、ここで普段乗らない路線のMs.市バスちゃんによる施設紹介の発音をいくつか紹介しようと思う。

 

落合駅前 ルィクゼンオツィアイ

お「ち」あいの発音はCheeseのChとはならない模様。

 

愛子駅前 アヤァスィ

あいこじゃないよ。こちらも「し」が「スィ」となる。

 

白沢駅前  スィラサァワ

上と同じ。

 

輪王寺前 レェンナァゥズィ

「り」んのうじだが発音は「レェ」になる。

 

霊屋橋・瑞鳳殿入口 ズゥイハァデン mausoleum

mausoleumは「霊廟、御霊屋」という意味らしい。知らない単語だったので聞き取れず、最初はmuseumかと思ってた。

 

 

JR東北福祉大駅(問題児)

 

アナウンス「passengers heading for」

 

アナウンス「トァホクゥ」

ぼく「うん」

 

アナウンス「フクスィ university」

※「福祉プラザ」は”welfare plaza”と放送する

ぼく「は?」

 

 

 

今年のフリーパス無双も非常に充実していた。運賃16200円相当、乗降65回、ラーメン9回となかなかの記録である。増税により運賃が高くなったが、今後もバスへの理解を深めていこうと思う。

 

 

 

ちなみにこの記事、5セメで書いたどの期末レポートよりも文字数が多いんですよね

2019年夏アニメのかんそうぶん

※ネタバレを含みます。ご注意ください!

 

 

 

夏クールが終わった(遅い)。学部3年の夏が終わった(早い)。おしまいだ…

今期も感想文を書く。観た話数は過去最大だった。

 

今期私が最後まで視聴したアニメは以下の通りである。

・荒ぶる季節の乙女どもよ。

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。

からかい上手の高木さん 2期

・女子高生の無駄遣い

・ソウナンですか?

ダンベル何キロ持てる?

・手品先輩

・まちカドまぞく

Re:ゼロから始める異世界生活

ラブライブ!

以上10作

変好きは5話まで観たが、続きを観る気が消失した為切った。唯花ちゃん回だけ12話やってくれたら覇権取れてたかもしれないが…

 

 

・荒ぶる季節の乙女どもよ。

キツいという声が散見された作品だったが、私は楽しんで最後まで観ることができた。『綺麗じゃいられない』乙女たちが「性」に翻弄されて、自分たちの関係性を再構築して…一本の話として完成されているのではないだろうか。8話で和紗が影を踏まれたシーンは、今期一番の鳥肌案件だった。でも「8話」なんだよねあれ。あれが最終話だったらうっすい恋愛モノで終わってただろうよ。最終話はガチガチに大人たちと衝突して欲しかったが、心情告白のシーンが良かったので許した。

ストーリーとは関係ないけど、本郷さんが自分のブラを上から覗くシーンはマジで推せる(性癖?)。

 

うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。

ラティナが可愛かった。ただそれだけである。魔王どこ?

途中で緊張感を持たせるためか胸糞回が入ったが、あれは中身のないこの話に必要だったのだろうか。最終話も「え、終わり?」って感じで起伏なく終わって不完全燃焼感があった。まあ全部ラティナの可愛さで帳消しになるのは言うまでもない。ラティナは今期最強ヒロインです異論は千代田桃のみ許容

ラティナ役の高尾奏音さんのロリボは結構良かったと思う。まだ無名っぽいが頑張って欲しい。でもどんな人かggったら4つ下の弟と同い年だったのはヤケ酒案件だよな

 

からかい上手の高木さん 2期

素晴らしいですね。本当に素晴らしいですね。こんな風にからかってくれる女の子がいる中学校生活を送ってみたかったものです(美柑と出逢ったのは中1の9月、それまでは現実に生きていましたよ)。2期は第1話からぶっ飛ばしてくれてニッコリ。10話だかのイヤホンのシーンで1期OPがかかってきたシーンの演出が、ただただ神がかっていた。リアルに椅子から飛び上がった。何度か言っているが、西片は大事なプロポーズのシーンで思いっきり高木さんを泣かせて欲しい。

 

・女子高生の無駄遣い

覇権。顔芸や勢いで笑いを取る系でなく、言葉を巧みに操って笑いを取る、私の好きなタイプのお笑いアニメだった。2話の「おひつじ座くらい無理がある」というセリフから無限に信頼していたが、その先も息切れすることなく面白い展開を見せてくれた。みんな言ってるけど、ヤマイとワセダが絡むだけで無条件に面白くなるのズルいよね。面白おかしい学校生活を送るだけかと思えば突然ヲタがただ可愛くなるだけの回を終盤に持ってくる、なんなんだこのアニメ。あっ私の推しはヤマイとロリです。

ところで、マジョの回でバカが何の抵抗もなくマジョと接して友達になるシーンがバカの根の性格の良さを表していてすっごく好きなんだけど、誰か共感してくれませんかね

 

・ソウナンですか?

面白かったっすかこの作品?手品先輩の後に惰性で観ていたが、残念ながら私には良さがわからなかった。キャラがなんかムチムチしていたため萌え感情を抱くことがなかったのが大きな要因だろうか。

聖水を飲ませようとするシーンがあった点と、ロリほまれの声が桜木ひな子と似ていた(中の人は同じ)点は高評価。

 

ダンベル何キロ持てる?

何と言っても話題性がすごかった筋肉アニメ。強烈なOP・EDに演技が上手い新人声優、動画工房と色々恵まれていたと思う。啓蒙アニメとして非常に優秀だとは思うが、その辺抜きにして面白かったかと言われると、評価されているほどではないかなとか冷静になった今は思っている。後半息切れしたかな…

OPに登場するジーナさんの容姿が良くて結構期待していたが、登場した人格のコレジャナイ感が強かった。ちなみに、紗倉ひびきさんのせいで軽目のギャル好きが確証されました。許さねえ…

 

・手品先輩

今期もあったよ品のないToLOVEる。「下品先輩」って最初に思いついた人は天才だと思う。しょーもなさと抜群のテンポの良さが心地よかったため、なんだかんだで喜んで観ていた。まあ大した感想はない。

 

・まちカドまぞく

素晴らしき思考停止百合アニメ。最初の数話は正直面白くなかった(というとバ先の社員氏に怒られる)が、桃とシャミ子の仲が良くなってからは指数関数的に面白さが増していった。常にシャミ子のことを考えちゃう千代田桃さんは百合属性が強くて超推せる。最終話の実質セックスなシーンは飲酒状態であるのも相まってか、部屋の中で暫くぐっるぐる回ってた。いや18禁だろあのシーン刺激が強すぎる。「某チアアニメみたいな弱いきらら」とか言ってすみませんでした。

 

Re:ゼロから始める異世界生活

何故この世界にレム推しが多いのかがよく理解できた。ありゃ反則だよね18話。

作品世界にのめり込むことが多く、普通に面白いと思った。「スバルがキツい」という批判的なレビューが目立つが、もともと大した人生を送っていなかった←ココ重要 人間が極限状態に陥ったらああなるのは仕方ないのかもしれないと思う(私はレムほど優しくないので擁護する訳じゃないが)。

中盤のグロ多発エリアはハッキリ言ってしんどかった。女の子が傷つく描写が苦手な私は、15話から先に進むのにかなり長い時間を要した。あんなにグロくする必要はあるんですかね…

 

ラブライブ!

ラブライブフェス(先行落ちた)の話題があり、初代に対する想いを強めるべく再履修。はなよさん加入の回は「見る世界遺産」なので全人類よく見るように。展開がわかっていても穂乃果が学祭ライブ前夜に追加練習に行くシーンはあのさあってなるし、海未ちゃんのビンタシーンは鳥肌が立つし、空港でことりちゃんを引き止めるシーンは泣く。数年経った今と比べるのは酷だが、序盤のまきちゃんとのんたんの棒読み具合がすごい。サンシャインよりもストーリーに厚みを感じるのは私だけじゃない…よね?

 

 

 

秋クールは………アズレンくらいしか期待していないので、過去作を何本か観ようと思う。

 

当ブログ開設から1年が経った。自分で内容確認のため除いた回数を引いても、700回以上アクセスされているっぽくて圧倒的感謝。これからもちまちま書いていきます。

「映画 この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説」かんそうぶん

『我が名はめぐみん、紅魔族随一にして「最強」の魔法使い!!』

 

めぐみん好きだわ。俺のめぐみん

 

 

※ネタバレ記事です!未視聴の方はご注意!

 

はい、劇場版このすばを観てきました。特別大きな感動はなく、いつも通りの抱腹モノでありアニメ版の延長線として良い作品になっていたと思う。

 

簡単にまとめると、めぐみんの里帰りに合わせて紅魔の里を訪れたカズマ一行が魔王軍幹部のシルビアと紅魔族の命運をかけて戦うというものだろうか。安定のしょーもないネタとガチガチの戦闘が入り混じった90分である。たとえアルコールを入れた状態で観ても、後半の戦闘シーンは黙って行方を見守っていただろう。

 

いやあのね、めぐみんが可愛かったです。妹のこめっこも可愛いけどね、めぐみんが可愛かったです。はい。魔王軍の幹部を倒したの何ので褒められためぐみんのあの顔ですよ。加えて頬を染めて照れながら小さく「うん」って返事した例のシーンですよ。んで最後のシーンまで素直じゃないめぐみんさんですよ…映画館なのに他人に見せられない表情になっちゃったね仕方ないね。

その中でも本作品最高のシーンは、カズマとめぐみんのベッドシーンだろう。デレためぐみんが強すぎるね。CV.高橋李依 が強すぎるんだよなあ…突然しっとり喋り出すのは反則だと思うよ。このすばギャグ路線で観てたけどブヒブヒ案件ですよ…何だブヒブヒ案件って

 

そんなめぐみんもクライマックスではカッコよさ全振りのつよつよめぐみんに変わる。なんか文章が紅魔族に染まってきたね。紅魔族の皆さまやゆんゆんと協力してどエラい魔法をブチ込むシーンは、いやもうめぐみんかっけえなあオイって言ってた。ゆんめぐの百合てぇてぇ。この戦闘シーン、敵役のシルビアが「夢」や「希望」を口にしながら戦っていたのがどこか新鮮で面白かった。どうやらこの戦闘は、純度100%のわかりやすい勧善懲悪モノという訳ではないようだ。最後は捨て身のカズマがシルビアの結界を崩しハッピーエンド……って全壊した里は???

 

後半は戦闘シーンが続き緊張感が漂うが、このすばといえばくっだらないコメディ要素である。紅魔族の皆さまの詠唱シーンやシルビアの股間に元気な息子さんがいらっしゃることが判明したシーンなどは、笑いを堪えることが出来ずに変な声を出してしまった。まあ周りの人もそうだったから大丈夫だよね()

最後は戦闘シーンが物語を支配するため後味に違和感を覚えていたが、死んだカズマを見たエリス様がをリバースしてくださったおかげでお馴染みのペースに戻った。一安心(ゴメンねエリス様)。

 

小さな点だが、ふにふらの声に聞き覚えあるなーとか思っていたら、案の定 CV.富田美憂 で優勝した。

 

リア充であったカズマは、残酷にも『モテ期』を迎えたタイミングで爆裂魔法に飲まれて爆発してしまうのである。何とも救われない男である。まあ訳アリとはいえ美少女だらけのパーティを率いているんだからそれくらいは受け入れなさい(辛辣)

 

 

こんな感じでしょう。素晴らしい90分だった。

本作品の評点ですか?

 

「120点!」