オタクのあそぶんがく

140の枠を超えて

「私に天使が舞い降りた!」のかんそうぶん

冬アニメの感想記事に収まりきらないため別記事としてわたてんの感想を述べていく。ネタバレマシマシのためご注意。なお各話の感想に加え、各キャラの感想もちょこっと述べるという特別版となっている。だってすごかったんだもん…

 

冬アニメ感想記事はこちら

mikan0911.hatenablog.com

 

1. 各話の感想

どの回も破壊力が凄まじかったが、一体何が凄まじかったかを振り返っていく。

 

・1話「もにょっとした気持ち」

はなちゃんとみゃー姉の出会いがメインな、はなちゃんが可愛い回。お菓子を食べるはなちゃんは言うまでもなく可愛い。可愛すぎて当時の私はヘドバンしていたらしい。お菓子食べなくても可愛いね。こんなJSがある日突然家に来たらもう死んでも悔いはないだろう。

さてこの回にも問題のシーンがある。お風呂シーンである。いや1話でお風呂ってどんなご褒美よ。二次元JSのお風呂シーンってだけで意識が朦朧とする。先行きが不安である。

そして最後。金髪JSがみゃー姉のコス姿を目撃してしまったシーン。小悪魔っぽく微笑む少女、もしCVが私の好きな鬼頭明里さんだったら…世界は秩序を乱し崩壊するだろう…

 

・2話「サイキョーにカワイイ」

今作品さいかわであるところの姫坂乃愛様が登場。CVは鬼頭明里さんでした本当にありがとうございましたさよなら地球

どうやらアニメ版のあちゃんは私が想像していたほどの小悪魔キャラではなかった(原作読んだらもっと小悪魔で死んだ)様子。机に爆裂パンチを当てるだけの被害で済んだ。混乱しているのは自分の方であるのは言うまでもない。のあちゃんはご両親の英才教育により自分がサイキョーにカワイイと思っている訳だが、事実一番可愛いので何も間違っていない。なお初登場時からひな×のあの百合ップルの香りを匂わせるあたり、百合勢力としても優秀である。

驚くことに今話でもお風呂シーンが炸裂。どうやらこれがスタンダードらしい本当にありがとう。

 

・3話「刷り込み」

星野姉妹とより×かのという神回。意識が持たない。「好きなものですごろくを作るといいのでは?」に対し純度100%の笑顔で、即答で「みゃー姉!」って応えたひなたちゃそが国宝級に尊くてわんわん泣いてた。これがOP前というのが恐ろしい。

みゃー姉がひなたちゃそを蔑ろにしたせいで、ひなたちゃそが構ってもらえずいじけたのもこの回。かまってちゃんなひなたちゃそ…しゅき…

はなちゃんに気を取られてひなたちゃそをいじけさせてしまったみゃー姉だが、この状況はみゃー姉に限ったものではないだろう。目の前の存在に魂を奪われて周囲が見えなくなる現象は、おそらく多くの人が経験したことのあるものではないだろうか。ひなたちゃそが素直に感情を表現してくれる娘であったから良かったが、現実ではこんなに上手く話は進まないだろう。周囲の存在、特に自分にとって身近な存在にもきちんと目を向けよう。そんな教訓を星野姉妹はこの回で視聴者に伝えていると考えることが出来る。

星野姉妹の話も魅力的だが、同話でよりちゃんとかのんちゃんが登場、侵攻不可の聖域と化した百合の花園を惜しみなく展開する。ここではまだよりちゃんはポンコツな学級委員長で、かのんちゃんの助けにより漸く仕事をしているという描写しかされていない。部外者からすれば一見采配ミスにも見えるが、全ての道は第5話に通ずる。後にかのんちゃん→よりちゃんへの信頼関係が明らかにされるのである。ハンカチ必須である。

 

・4話「ちょっとお話よろしいですか?」

初手からスク水姿を持って来られ無事死亡。髪縛ったひなたちゃそはもう無条件に可愛いし、小悪魔と化したのあちゃんはもう手に負えない最強可愛さブレイブバードって感じだった(伝われ)。

どんな徳を積めば来世で二次元JSのスク水イチャイチャ現場を観察することができますか???

続くBパート。そうやら夏祭りに行くらしい。余命宣告の音。荒ぶる呼吸が止まらない。浴衣着た天使たち、なんとまあ可愛いこと可愛いこと。そして!!ええなんと!!夏祭り現場でイチャイチャするより×かの百合ップルが登場。ポンコツよりちゃんとそれを優しく見守るかのんちゃん。ああ尊いツイッターを遡ったら、この回で暴れて右膝を強く打って立派な痣を作っていたらしい。困ったことだが、何事にも犠牲はつきものである。

 

・第5話「いいから私にまかせなさい!」

神アニメの中の神回。最も天国に近い30分間であった。そう、より×かの回である。身が持つ訳が無い。

この回ではかのんちゃんのバブみが前面に出ていて大変尊い。私の生き別れのママ説があります。育ちもいいみたいだし、将来ぜっっっっっっっっっっったい良いお嫁さんになるよかのんちゃん。勿論よりちゃんのお嫁さんである。何人たりとも、より×かのの百合に侵攻することはできないのである。

かのんちゃんの有能っぷりとは裏腹に、調理実習でもポンコツっぷりを披露するよりちゃん。蚊帳の外から眺めている分には可愛いが、場面の当事者になったら器がナノレベルに小さい私は色々と放り出してしまうかもしれない。よりちゃん可愛いから許すけど。

だがそんなよりちゃんのことを、かのんちゃんは他の誰よりも信頼しているのである。よりちゃんがかのんちゃんの腕をなわとびで縛ってしまうシーン、ここに全てが詰まっている。下校の時間になってもかのんちゃんの縄は解けないが、かのんちゃんのよりちゃんへの信頼はもっと頑丈で解けることがない。場面は幼稚園(?)時代への回想に入るが、この辺一帯の尊みがもうほんととんでもない。ボロ泣きしても暴れ回っても仕方ないし、床にあったGCコントローラーを蹴ってしまったのも仕方ない。ごめんなGCコン

肝心の感想を上手く言語化できないという残念なことになっているが、とにかく本当にヤバい。より×かのの百合大好きです。一生幸せにイチャついていればいいと思います。

 

・第6話「みゃー姉に友だちはいないぞ」

可哀想なタイトルから始まるみゃー姉回。変なキャラが登場してしまった。

松本に焦点が当たっていた回のため比較的穏やかに過ごせるかなーとか思っていたが、みゃー姉大好きなひなたちゃそがみゃー姉をベタ褒めするという超展開の前に私の意識は崩れ去った。ダークホースすぎん?松本が絡むとひなたちゃそが元気になって私がニッコリする。…感想短いなこの回

 

・第7話「みゃー姉が何いってるかわかんない」

こちらも大問題のひなたちゃそ風邪回。普段からデレッデレなひなたちゃそが風邪をひいて更にデレッッッッッッッッッッデレになる。意識が遠のく。風邪だからか普段からそうなのか、ひなたちゃそがみゃー姉に服を着せてもらうシーンがあり無事死亡。ひなたちゃそ高学年だぞ…もうほんと尊いすこ。こんな可愛い妹がいたら単位なんて塵同然ですな!でも妹いないんで単位ください

風邪が治った後は、ひなたちゃそのみゃー姉離れの話。ひなたちゃそがもうどうしようもなく可愛い。言語表現の限界を容易に超えてくるくらい可愛い。この話、最後の3分が大変である。そう、ひな×のあの百合が最大火力で押し寄せてくるのである。ひなたちゃそがのあちゃんにお礼を言うシーンは尊みで涙腺大爆発不可避である。意識と理性にさよならバイバイ…

 

どうでもいい余談だが、この辺で2月28日のかのんちゃん聖誕祭を迎えた。というわけで、愛車のベビィカーでマリカー120点をママにプレゼントした。ベビィカーは超高性能マシンなので3回目で達成した。

ママ、お誕生日おめでとう!!!

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我ながら何やってんすかね。

 

・第8話「知らないほうが幸せなことってあるよ」

公式の予告文と予告画像がみゃー姉メインだったため安堵していたが、蓋を開けてみればみゃー姉とひなたちゃその姉妹回だった。姉妹デートとかほんと尊すぎてもっとやってください。「みゃー姉と一緒ならどこでもいい!!」ひなたちゃその一点の曇りなきこの一言で私の残機が6兆体くらい吹き飛んだ。

姉妹百合が尊かった回だったが、ちゃっかり後ろでデートしていたより×かのの百合ップルも破壊力が大きかった。ホント…もう…幸せになるんだぞ。

また犬が怖いはなちゃんも超可愛かった。回を重ねる度にどんどん愛で要素が増えていくはなちゃんは、あと15話くらい話が続いていたら全人類を侵略するほど可愛い女の子になっていたかもしれない。そうじゃなくても十分可愛いんですけどね、はい。

 

・第9話「私が寝るまでいてくださいね」

 

ママにもらった映画の招待券を手に星野家に現れたノアちゃん!(中略)期せずして、ひなたと2人きりのデートが決まったノアちゃんは……。

TVアニメ「私に天使が舞い降りた!」公式サイト

第9話あらすじ(URL: watatentv.com/story09.html)より引用

 

あらすじ文がもうダメ。誰か酸素ボンベをください。

疑うことなきひな×のあ回。観始める前から百合デートが確定している。視聴するのに結構な覚悟が必要だった。安全を配慮し、布団にくるまりながらの視聴となった。

デートではひなたちゃそが彼氏、のあちゃんが彼女という構図を見ることができた。デートの朝、ひなたちゃそを待つのあちゃんの姿は完全にデート前に彼氏を待つ彼女のそれである。登場したひなたちゃそはひなたちゃそで完全に彼氏。最高ですな。買い物デートをする二人の聖域には百合の花が咲き乱れる。誰にも邪魔は出来ない。お昼ご飯を作ってくるのあちゃんがもう可愛くて可愛くて。ホントめちゃくちゃ女の子してて最高に推せる。この作品だとやっぱりのあちゃんが一番可愛いよ。のあちゃんにポンコツながらもプレゼントを買ってあげるひなたちゃそもまた大変儚い。応援上映では棒を振るオタクと化していたが、そこもまた可愛らしい。一般的なオタクは全く可愛くないが。

Bパートはみゃー姉の過去の話。みゃー姉の昔の制服を天使たちが着るわけだが、ブカブカ服という芸術点の非常に高い格好をのあちゃんがしてくれた。すき。中二病の格好をするひなたちゃんもとんでもなく可愛い。意識が遠のく。最後の方で当たり前のように3人が一緒にお風呂に入るなんだこの作品最高かよ(最高だよ)。布団がなかったら頭打って川を渡った私が天使になっていたかもしれない。

 

・第10話「また余計なこと言っちゃった」

髪いじりから話が始まる。のあちゃんのサラッサラな金髪、意表を突いて視聴者を葬り去るひなたちゃそ、センスのない(愛で要素)はなちゃん…なんだなんだ可愛いなオイ!!何かの間違いでいいので髪に触れてみたかったものである。白咲さんは不器用

続くはみゃー姉とはなちゃんのデート話。デート権を賭けたジャンケンで負けて絶叫するひなたちゃそが健気で可愛いし、ひなたちゃそを見て権利を放棄するのあちゃんがちょっぴりお姉さんっぽくてすこすこだし、ああもう何させてもこの娘たちは可愛いっすねえ。肝心のデートシーンでまーーーーーたより×かのの百合が映り込む。毎度毎度体が持たないのでもっとイチャイチャすればいいと思います。

ここまでひなたちゃそだののあちゃんだの言ってきたが、この辺りのはなちゃんは(も)大変大変大変可愛い。いやマジで可愛い。ベンチでのシーンは涙なしには観られない。

最終回みたいな締め方だったが、わたてんに最終回は存在しないので一安心。

 

第11話「つまりお姉さんのせいです」

学祭の準備の回。小学校で公開制の学祭があるなんて…異文化は面白いなあ…

さてこの回、異様に百合要素が多い。公式の方でみゃー姉×はなちゃん、ひなたちゃそ×のあちゃん、よりちゃん×かのんちゃんの百合三組が固まってきたからかもしれないが、1クールの締めに向かっているからというのも理由として考えられるだろう。それにしても、ひな×のあはお化け屋敷デートするし、より×かのは職権乱用して(してない)イチャつくし、はなちゃんは更に愛で要素を追加されて魔改造状態になるし…マジでなんなんですかこの回。挙げ句の果てに星野家でお泊まり会。より×かのはお揃いのパジャマ着て…って、君たち二人はひなたちゃそたちと一緒にお風呂に入っていなかったよね?みゃー姉は年齢差的にさて置くとして、君たちは二人だけでお風呂はいってたってことになりませんか???それってヤバくねえか???????すき

物語は一区切り(重要)に近付く。劇の幕が開くところで12話へ引き継ぎ。こりゃ大変なことになるぞ…

 

第12話「天使のまなざし」

幕が開く。空間歪曲を利用し無限大の空間と化した体育館のステージ上で天使たちの劇が始まる。

劇にキャラクターとして登場した女の子がクラスの人数に比べて異様に少なかったが、劇のクオリティを考慮すればほぼ全員が背景などの裏方担当に徹していたと考えられるだろう。にも関わらず主役くじを引いたのがいつもの娘たちだけだった辺り、あのクラスはみんな『判っている』と思わざるを得ない。モブ達も結構可愛かったけどね。

肝心の中身だが、雑なわけでも妙に凝っているわけでもなく、ストーリーの絶妙な薄さや主役級への力の入れ方がが小学生感あふれていて素晴らしかった。絶妙に薄いとか言っているが、正直カップケーキのシーンでちょっと泣いた。おじさんは涙腺が弱い。

キャラクターを演じているためか、劇中での百合に強く心引かれることはなかったが、それでも百合要素を惜しみなく展開する点は大満足であった。かのんちゃんがよりちゃんにセリフを教えるシーンは、劇のシナリオ内の演出か素でやったものなのか定かでないが、尊かったのでこの際どちらでも構わないし各パターンで想像してみるとシーンを二度楽しむことができるだろう。ただ、一瞬だけ映ったひなたちゃそがママになっていた写真、あれは幾ら何でも刺激が強すぎる。誰だあんな写真撮ろうって最初に提案したの。ノーベル平和賞送ってあげるから小道具担当のクラスメイトは素直に手を挙げなさい。ひなたママ…ばぶぅ…

劇中歌への力の入れ具合は結構凄かった。全曲オリジナルで作ったと考えると、かかった労力と情熱は計り知れない。製作陣の方々の想いは天使の歌声に乗って視聴者にちゃんと届いただろうと私は思う。

さて劇が終わると、一番にひなたちゃそがみゃー姉に抱きつきに行く。もホントそういうとこだぞ。すき。でもこの後にもっと破壊力の高いシーンが二つ来る。

一つは、クラスの子がみゃー姉に一斉にお礼を言うシーンである。後続のためにお礼を先に言う学級委員は二人いるしどう考えてもかのんちゃんの方が適任なのだが、「はい!せーの!」と言ったのはよりちゃんなのである。裏でかのんちゃんがよりちゃんにこの役を任せていたと考えると、尊みで涙が止まらない。5回くらいこのシーンを巻き戻して観たし、ガチでボロボロ泣いてた。だって、ホント、ほんとこの二人…

もう一つは、かのんちゃんが下手な冗談を言ってポンコツを晒して赤面するシーンである。バブみに溢れ、よりちゃんを後ろから見守り、どんなことも完璧にこなしてきたかのんちゃんが遂にポンコツを晒してしかもめちゃめちゃ恥ずかしがったのである。とんでもないギャップ披露の前に私は為す術なく、ただただワンワン泣きわめく機械と化してしまった。いやだってこんなの…こんなの耐えれる訳ないやんけ…

 

とまあ、尊みの過剰供給をしたところで物語は一区切りとなった。わたてんに最終回は存在しないので、来週もまた楽しみである。

 

2. 各キャラの感想

各話の感想だけで6000字近く書いてしまったため、ここからは各キャラクターの感想をできるだけ簡潔に述べていく。と言うかここまで全部読んだ変態さんいます?書いた本人もこんな長い文普段読まないよ

 

・星野みやこ

私の将来の夢です。ひなたちゃそをもう少し大事にしような。

 

・星野ひなた

みゃー姉への素直な愛情表現に何度泣かされたことか。終盤ののあちゃんとの百合も非常に尊く、まだ無限の可能性を秘めていると考えられる。お願いだから一生幸せに暮らしてほしい。

 

・白咲花

亜咲花さんみたいな文字列 他の天使たちがあまりに尊すぎて相対的に推し順位は下がってしまったが、はなちゃんも紛うことなき天使。愛で要素がどんどん追加されていく様子は魔改造としか言い表せない。多分ビジュアルが若干崩れても可愛いタイプの女の子(失礼)。

 

・姫坂乃愛

お前が一番!!

小悪魔要素がもっと強かったら今頃私はこの世にいなかっただろう。助かった。マジで天使。多分一番いい香りする。

 

・種村小依

ポンコツだけどより×かので組むと世界の秩序となる。気持ちが能力に先行してしまう感じの、たまーに集団の中にいるよねって感じの娘。可愛いのでOK!!

 

・小之森夏音

ママ。すき。より×かので組むと世界を創造する。出来すぎた女の子かと思いきや12話でポンコツ披露。めちゃめちゃ可愛い。よく見ると不思議な髪型である。モフッとしてそう。

 

・松本香子

私の日頃の言動が大分マシに見えて来る。変な人だがひなたちゃその起爆剤になりかねず侮れない。

 

・星野千鶴

ひなたちゃそを育て上げた天才。パイポだかシューリンガンだか知らんけど家の中でタバコはやめようよ…

 

3. 総評

控えめに言って最高だった。わたてんは覇権じゃないとか訳のわからないことを言っている人は今すぐ1話から観直すべきである。

感想は各話のものを見れば伝わると思う。何度か暴れ回って痣を作ったり椅子の部品を壊したりと視聴が何かと大変だった。尊みで流した涙の数は計り知れない。でもそのぶん私は強くなった。ホントか?

ロリ+百合+ママ+小悪魔という、私の好きなジャンルを見事に回収していった素晴らしいアニメであった。製作陣の方々には頭が上がらない。極上のひとときを、ありがとうございました。また摂取したくなったら観返します。アマプラで。

 

以上、7000字を超えるわたてん感想記事でした。

最後までちゃんと読んだ人いる…?いないよね…