オタクのあそぶんがく

140の枠を超えて

2021年夏アニメのかんそうぶん

※ネタバレを含みます。ご注意ください! 

 

今期私が最後まで視聴したアニメは以下の通りである。 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… X 

小林さんちのメイドラゴンS 

・チート薬師のスローライフ異世界に作ろうドラッグストア~ 

アマガミSS+ plus 

えむえむっ! 

おくさまが生徒会長! 

ヤマノススメ 

・おちこぼれフルーツタルト(2周目) 

 

視聴継続中 

・ジャヒー様はくじけない! 

ラブライブ!スーパースター!! 

 

社畜になって早いもので半年。考える系のアニメをしっかり完走するほどの体力はとうに失っていた…(元からそんな体力は無かったとする有力な説もある) 

それでも気になっている作品はまだまだdアニの中に溜まっているので、ゆっくりでも履修していこう。 

 

 

 

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… X 

ゲームの事前知識と持ち前の明るさで周囲キャラと交友関係を築き、破滅フラグを回避する…そんなストーリーが面白くて1期を完走した訳だが。まあ破滅フラグ全回避した後だから、話の方向性はそりゃ変わりますよね。 

周囲キャラとの日常を描くだけだったら、絵柄がより自分好みな他の作品見てた方が満たされる。過去回想やら夢の話やら、個人的に「脱線」と捉えた回が重なった中盤は、正直マジで視聴やめようかと思ってしまった。事件性やドタバタといった非日常的なシチュエーションを求めていた節があった(ドールハウス回はある意味で非日常的とも言えるが…)ため、2期の評価は1期ほど高くないかなーといった印象である。 

それでも、序盤のカタリナ誘拐事件は破滅フラグ回避時のような面白さはあったし、終盤のキース失踪事件は本作品に求めていた姿が描かれたため、モチベが回復した。つらかった過去からカタリナが救い出してくれる展開は、テンプレっちゃテンプレだが、キースの内心やカタリナの人物性を描くうえで非常に効果的なものだったのではなかろうか。 

あと、主題歌がどちらも良かった。アニクラで聴きたい。 

 

小林さんちのメイドラゴンS 

安心と信頼の「メイドラゴン」ブランド。緩い日常に時折混ぜられるメッセージ性やシリアス展開のバランスは観ていて心地よく、まるで人間とドラゴンが上手く共存している作品世界とリンクしているようだった。奇乳や性転換といった、一見すると飲み込みがたいシチュエーションであっても滞りなく観ることができたのは、間違いなく作品世界を包んでいる空気が先述の通り良質なものであったからだろう。 

2期で特に良かった点として、私は「魅力的に描かれたエルマ」「カンナと才川の散歩回」「イルルとタケトの絡み」を挙げる。特にエルマさん、気のせいか前期よりも可愛くなってません?OPの八重歯とか、大福の粉を口の周りにいっぱいつけながらしゃべる姿とか、9話の(実質)告白シーンとか、挙げればキリがないレベルで可愛かった気がする。あとは胸が縮めば完璧だ 

OP(映像とサビは神)や3話ED(サビ以外は良)など賛否両論な曲もあったが、やはりメイドラゴンは作品として強い。そう思わされる1クールであった。 

 

・チート薬師のスローライフ異世界に作ろうドラッグストア~ 

1話終了時ではさほど期待できない作品だと思っていたが、なんだなんだで完走してしまった。ノエラが可愛いだけの作品かと思いきや、幽霊少女がむっつりスケベ(媚薬の件はガチの神回)な上に裏表がクソ激しかったり、古物店の看板娘がゲロ愛らしかったりと、ノエラ以外のキャラもちゃんと魅力的に描かれていた。 

毎話のように画期的な発明として紹介される薬の数々が、実は我々の住む現実世界に存在するアイテムの性能を誇張して描いたものである点に気づいてから、この作品がグッと面白く感じられた。食器用洗剤や冷却ジェルなど、よくよく考えらればどれも画期的な発明品である。開発期間が短すぎたり治験段階がそもそも存在しなかったりとツッコミどころはあるが、日常生活に存在するアイテムの便利さを再認識させてくれる、そんなところが本作品の持つメッセージ性だと思う。 

ただ、「スローライフ」を掲げているからか、作品全体として盛り上がりに欠ける点が少々もったいなかった。創薬シーンで盛り上げたかったのかもしれないが、BGMがどうにも弱く、それでいてスタッフのお気に入りだからか毎話のようにフル尺で流れるため、いまいちワクワク感が24分間持続しにくかった印象が拭えない。魔王やアナベルの絡みがダルくて面白くなかった点も、惜しさを感じる。まあこれくらい粗削りな方が、ネタとして扱うにはちょうどいいのかもしれない(かなり失礼)。 

 

アマガミSS+ plus 

1期が非常に良かった(感想記事あるょ)ので当然のように2期も視聴確定。更に深い関係性を描いているという紹介文を裏切らない、素敵な作品だった。毎話のように「これもう夫婦だろ」って手を叩きながら号泣した(誇張)。長くなるとアレなので簡単に振り返りますね 

絢辻さん:やはりこの人に甘ったるいだけの恋愛は似合わない。なんか全エピソードの中で一番「夫婦」感が強かったような。 

梨穂子:ついに告白してくれた。ありがとう(???)!!! そうか梨穂子だけ「4話+2話」構成でなく「6話」構成だったんやな… 

七咲:寂しがりな七咲、ママみ溢れる七咲。恋をして弱くなってしまったと悲しむ七咲、仕方ないですねの表情の七咲。控えめに言って最高です…甘やかしたいし甘やかされたい。シチュエーションが理想すぎるんよ。。。 

棚町:和解に成功。「距離感がバグる女友達」は「最初から付き合っている」ことによって克服(ごまかし)可能なのだ。てか恋人前提で見ると、結構繊細な部分あって可愛いですね。 

紗江ちゃん:漂う儚さや危うさ、そしてそれを凌駕する芯の強さは2期でも健在。紗江ちゃんは壁になって見守りたいタイプの女の娘ですね。 

森島先輩:周囲を巻き込む劇場型の恋愛はロマンに溢れている(真似できないが)。小悪魔な部分とか我儘な部分とか、年上であっても愛らしい。 

 

えむえむっ! 

かつてネット上で知り合った友人が死ぬほど推していた作品。触れたのはなんだかんだ今回が初めて。中学生の頃に触れていたらもっと性癖が歪んでいたかもしれない(注:筆者はJSです)。 

Sっけが強いロリな女の娘にシバかれる生活なんて、最高じゃないっすか!!なんで石動美緒さんは私の周囲に居なかったのか…現実はクソだ。「美緒さん最高!」の一言に尽きるが、嵐子もまた献身的で護ってあげたくなるタイプの魅力的なキャラだったし、ノアちゃん(ネットで知り合った友人の嫁)は体系に加えアホっぽいしゃべり方が可愛かった。結果主要キャラはみんなしっかり可愛かった。 

10年以上前(は?)の作品に注文を付けても仕方ないかもしれないが、ストーリー面の粗っぽさは結構気になった。3話で過去に深く入り込んだ嵐子が中盤は「オトコノココワイヨー」と太郎をぶっ飛ばすマシーンになっていたり、世界観崩壊レベルのはちゃめちゃ展開がノアちゃん回でねじ込まれたりと、いまいち自分の中で最前線を張れる作品になり切れない要素が散見された点に惜しさを感じた。それでも性癖に深く突き刺さった本作品は、個人的お気に入りの一つに加わった。 

 

おくさまが生徒会長! 

また(CV.竹達彩奈)ですね。多分この声好きかもしれん。あっ、自分声優のオタクではないですはい。 

サムネだけで視聴を決定したところ、なんと微エロ作品であったことが判明。微エロ作品を引き当てる才能があるのかもしれないね。しかしdアニでは完全版が観れないときた。短尺アニメでこれをやられてしまうと、作品時間の大部分を規制部が占めてしまうため、何を見せられてるのかわからず萎えてしまう… 

 

ヤマノススメ 

ゆるキャン△じゃん!」って言いながら観てた。なお、ヤマノススメの方が古い作品であることは言うまでもない。何本か観て確信したが、日常系を5分の尺で進められると、何してたかイマイチ思い出せなくなる。2期、3期と尺が伸びるらしいので、この作品の良さをゆっくりしっかり享受していきたい。 

 

・おちこぼれフルーツタルト 

脳死で観れる神作品。可愛い女の娘たちが放つ癒し成分が、疲れた身体にじんわり染みわたる。最高。みんな観た方がいい。 

余談だが、私はブロッコリーのペペロンチーノをたまに作るが、作っているときの脳内BGMはブロ子の歌である。ロコ先輩マジ可愛い… 

もう一つ余談だが、どうやら放送から1年経たずに2周してしまったらしい。猫の恩返し並のペースで笑っちゃった。 

 

 

 

覇権:おちフルメイドラS 

最強ヒロイン:七咲逢カンナカムイ、ノエラ

神曲:Baddest(観てない)、ギャンブル(観てない)、マイニチカシマシファーマシー(諸説あり) 

 

 

 

 

結局感想を短くまとめるのは難しいことに気づいた(前回も)。レポートの字数を嵩増しする技術を学部時代に身に着けてしまったもんだから仕方ないね。 

ところで気のせいか来期は観たい作品(脳死日常系ロリ、緩めの百合)が凄まじく少ないような…気になるリストに放り込まれた作品を消化しなさいという啓示だろうか。