オタクのあそぶんがく

140の枠を超えて

2020年夏アニメのかんそうぶん

※ネタバレを含みます。ご注意ください!

 

今期私が最後まで視聴したアニメは以下の通りである。

・宇崎ちゃんは遊びたい!

・放課後ていぼう日誌

この美術部には問題がある!

・終末何してますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?

・ぬるぺた

※視聴継続中:THE IDOLM@STER

 

え?大してアニメも観ずに夏休み何してたかって?主にレポート作成と卒論準備とGTA5ですかね。え、(north)小路?知らない話ですね…もうさっさと感想に移りましょうね〜〜〜

 

 

 

・宇崎ちゃんは遊びたい!

クソアニメ…と言うにはあまりに面白すぎる。宇崎ちゃんがクソウザいわスタイルが好みじゃない(からといって難癖つけて献血の場から排斥するのは良くないよ!)わでキレながら観ていたが、絵は綺麗だし周囲のキャラも(金髪以外)いい味出してたし仙台駅が聖地になるしで普通に面白かった。漫画版はキツくて1巻でギブアップしたのに、不思議な話である。鳥取回はマジで謎だったが。

宇崎ちゃんの声を大空直美さんが担当したのは、まさに適役だったと思う。サターニャやちおちゃんなどのウザい声質(私はこれを「汚い大空直美さん」と呼び、智絵里ちゃんや夏音ちゃんなどのふわふわした声を「綺麗な大空直美さん」と呼んでいる。失礼な話である。)がピッタリとハマっており、キャラの魅力を十分に引き出せたのではないかと思う。余談だがリバースの演技も上手かった。自制せずに酒飲んでリバる奴はクソだと思います(お気持ち表明)。

キャラといえば、どうやら宇崎母(月さん)が人気のようだが、大学生の母親とか流石にそう言う目では見れないし、何より本作品のメインヒロインは二人の喧嘩を仲裁したロリちゃん(9話に登場)なのでくれぐれも勘違いしないでほしい

仙台駅やら片平キャンパスやら(後輩の家やら)が映ったことも盛り上がる要因だったが、彼らが通うキャンパスが東北大学であると仮定すれば、学部2年生の宇崎ちゃんと学部3年生の桜井が一緒に200教室で全学教育を受けている(しかも後方の動物園ゾーン、まあ彼らもやかましいので適切である)ことになって、特に桜井の方が色んな意味で面白い。文系は1年生のうちに全学の単位を全部取り切ると楽だと思いますまる。

 

・放課後ていぼう日誌

思考停止で安心して観れるきらら枠。無理やり釣りの世界に引き摺り込まれた陽渚ちゃんが、釣りの楽しさに目覚め、部員たちと関わり合いながら成長していく話(こう書くとなんかそれっぽいね)。一人で釣りに出かけたり釣り方をネットで検索したりと、受動的だった陽渚ちゃんが徐々に能動的に釣りをするようになり、おじさん(←いやJSですよ!)はニッコリ。絵も非常に綺麗で、3ヶ月待った甲斐があった。動画工房さんありがとう。ウザメイドとわたてんの2期待ってますね

いやあ、高尾奏音さんを信用していて良かった。陽渚ちゃんも夏海ちゃんもめっちゃ可愛かった。陽渚ちゃんは私が好きな類の声をしているし、たまに瞳のハイライトが消えるし、好きなものに夢中になれるし、『クソー!』とか言っちゃうしで好感が持てる。12話では今までの分を取り戻すかのように怒涛の百合展開が挟まれた(結構ソフトなので百合か否かは審議といったところだが、百合って言った方が綺麗で幸福な感じがするので、普通の友達同士であっても百合って言った方が良い)。「忘れてたかのように百合を練り込むな」とか思いながら観ていたが、身体は正直なので口角は緩みっぱなしだった。水着シーンを空想だけで終わらせたのは許していない。

 

この美術部には問題がある!

宇佐美さんが可愛かった。おしまい。

 

 

 

いやあのね、この一言に集約されません?されますよね?はい。

鈍感主人公と、彼に好意を抱くヒロインという構図。内巻の鈍感具合は結構凄まじく、ハーレム物だったら視聴放棄してたかもしれない。危ない危ない。最初は宇佐美さんが好意を寄せる理由がわからず、若干のキツさを抱いていた。が、そこは9話観て全部許した。宇佐美さんだけでなく伊万莉ちゃんも可愛かったが、胸が大きかったので残念ながら今期のトップヒロインにはなれなかった。萌香ちゃんは数年後にまた会おうね。

良くも悪くもストーリーは薄めで、思考停止で観られる点は個人的に高評価。変なクセもなく、先述の『鈍感主人公に好意を寄せるヒロイン』という軸で終始物語が展開されたため、非常に観やすかった。まあその分、起伏に欠けるという感じは否めないかなと少し思ったので、そういうのが好きな人は別の作品を観た方がいいかもしれない。思考停止アニメが好きな人にとっては観る価値があると思った。

最後に、小澤亜李さんご結婚おめでとうございます(唐突)。

 

・終末何してますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?

人類最後の生き残りとか、戦うために生み出された存在とか、そういうの好きなんですはい。生に執着することなく、それでも意思は持っていた『兵器』が、主人公ヴィレムとの出会いを契機に『人間』になっていく過程。興味深いね。ここで登場する妖精は元が人間(でいいんだっけ)なので人間の少女のような姿をしているが、仮に何者かによって造られた存在であったならば、それらが人間の姿を模していることの何か願いや意味が込められているんだろうかとか私は考えちゃったりする訳である。話が長くなりそうだね。

妖精の娘たちが可愛らしかった点も高評価である。ロリたちとワイワイしているシーンは、羨望の眼差しを隠さずにいられなかった。ネフレンちゃんが気に入りました。3話辺りで死んでいたら視聴やめていたと思う。

クトリが『人間』に近づいてからの展開は非常に面白く、最終話はなんか、もうね… 地に落ちたネフレンとヴィレムの元へ、「もう戦わなくていい」という制止を振り切って飛び降りるクトリが『妖精』の姿で最後を迎えようとする姿がもう最高に泣けました。ヴィレムとの出会いで『人間』に近づいた彼女が、剣をブンブン振って戦って、でも最後はヴィレムの元に戻って(自意識をギリギリ保っている)、そして直接的な死を描かずに遺影だけが空の上に残って…対して彼女たちの『故郷』では、気味が悪いほどに平穏な空気が流れていて(妖精たちはあくまで『妖精』なのでクトリたちの死をそんなに悼んでいない)、しかし年長になってしまったお調子者のアイセア(クトリとネフレンを喪ったダメージは流石に大きい)は最後にナイグラートの前で大泣きして…100点満点です。物語の終わり方が個人的にすごく良かった。

原作は続きがあるみたいだが、アニメで描く上でここに区切りを置いてくれたため、ここまでの一つの物語としてスッキリ終われたのではないかと思う。

いやあ感想長くなっちゃった

 

・ぬるぺた

酒を飲みに行った友人宅で、椅子に縛りつけられながら観せられた。リアルタイムで放送していた頃に2話までは観ていたが、あまりに展開が急すぎて思わず切った。面白い面白いと喜びながら観る友人を横目に、マジで展開が急なストーリー(的なもの)を首を傾げながら観ていた。狙ったかのように強い雨が降ってきたせいで家に帰れなかったのだ。

ぺた姉の何たるかが徐々に判明してくる中盤から話が徐々に面白くなり、最後のオチは不覚ながら感動して泣きそうになった。展開に追いつけずに視聴をやめた身ではあるが、確かに内容がわかってくるとブッ飛んだ設定も受け入れられるようになった。最後までちゃんと観ると、なるほどこれは姉妹愛の話であった。ゲラゲラ笑っていた友人がそこまでこの作品を気に入る理由までは理解しかねるが、2話しか観ていなかった時点で抱いていた『意味不明でつまらんアニメ』という感想はかなり払拭できたように思う。まあ絶賛するほどかと言われると苦笑いですけどね

 

 

 

なんか一個一個の感想が長くなったせいで、下手な講義の最終レポートクラスにまで感想ぶんが長くなっちゃった。まあ文学部なので(???)

 

来期は興味深い作品が多く、大変なことになりそう。果たして卒論は出来上がるのだろうか…